2025年9月21日

Lifetime Mail Address

PC Watch山田祥平氏のコラムから、生涯利用可能なメールアドレスに関して。私も同じ様な主張を何度か書いているんですが、現状もそうだし多分将来的にも手紙やDMのような「物理的連絡手段」はどんどん淘汰されて、電子メールやダイレクトメッセージのような「デジタル的連絡手段」に置き換えられることは確実だと思います。その時に、その連絡の宛先が数年ごとに変更されては意味が無い。物理的連絡手段だって、引っ越しを繰り返していればいつか配達不能になる荷物が出てくるのと同じ事が発生することは明らか。

以前は中々良いアイデアがなかったと思うんですが、今は「マイナンバー」が生まれたときから発行されて、それは固有の番号。だから単純に、その固有番号にやはり日本の固有のドメイン(例えば「@japan.common.mail」とか) を付けた、例えば「123456789098@japan.common.mail」というメルアドが、その人の一生のメルアドとして先ず登録されて、そこからそれぞれのニーズに応じてアライアス名を紐付けできるようにして、Gmailにも拡張できる様な仕組みにする。というか、各社のメルアド取得するときに、このマイナンバーメルアドを登録することを必須にすれば、仮にGmailをMSNに変更しても、基本のメルアドは変わらないから、そこに配信すれば、その時に現実社会でどこのメルアドを使用していても、そこに配信されるようにすれば「不達」ということは無くなるのでは。マイナンバーメルアドも、いちいち12桁の番号を入力しなくても、マイナンバーカードをNFCでスキャンしたら自動的にセットすることは簡単だろうし。

で、マイナンバーカードを利用する時に「新規メールが届いています」みたいなメッセージ表示もすれば、例えば暫くメールを利用していなくても、何か連絡が届いていることが分かるだろうし、マイナポータルにアクセスすれば、そのメールの内容だけで無く、どのメールがどのキャリアメールに配信されているかも分かれば、全部を確認しなくても必要なものだけ見れば良いだろうし。個人アドレスのメールはそんな感じで良いと思うけれど、仕事のメールに関しては例外処置は必要でしょうね。あるいは、同じ様に紐付けはするけれど、マイナメルアド宛の業務メールは暗号化されていて、それを解読するには自分のマイナンバーカードと会社側の復号キーが無いと解除できないようにするとか。

考えてみたら、50年位昔は今のスマホ(携帯電話)は無くて、各家庭の固定電話しかなかったので、ある意味「一生変わらない電話番号」みたいな状況に有ったとも言えますよね。固定電話の場合は「市外局番」が付くから、引っ越しをして他の地域に移動した場合には、どうしても電話番号は変わるので、ここで欲している「生涯変わらない電話番号」では無いけれど、でも昔は今ほど地域移動することも少なかっただろうから、案外その「変わらない電話番号」に対してのニーズも小さかったと思います。個人的には、電話番号もマイナンバーで代替出来るようにして、例えば「+81-123456789098」と発信したら、国内は勿論世界どこからもその9通番号に紐付けされた、実際のキャリアー電話番号に着信する、あるいは場合によっては、スマホにマイナンバーカードを入れておけば、その「マイナンバー電話番号」で直接そのスマホへ着信できるようにしてくれたら、海外旅行中でも直ぐに連絡できるだろうし。当然、VoIPだから現地でのデータ通信が担保されればいいわけですからね。まぁ利便性は高い蹴れば、反対する人は「生まれたときから国に管理をされるのか」とか言い出しそう。

0 件のコメント:

コメントを投稿