昨日夕方突然発表された「石破首相退陣」の一報。退陣圧力が高まりつつあることは明確だったけれど、これほど急転直下するとは予想しませんでした。個人的に石破総理に感じるのは、悪い人では無いんだろうけど、これまでの実績というか危機的状況になりつつあった自民党を盛り上げるにしては、「華」というか、魅力に欠けていた気がするなぁ。 あと、ここ10年位は散々当時の政権をくさしていたのに、いざ自分がその立場になったら言うほどでも無かったみたいな「口だけ番長」みたいなところが失望感に繋がった気がする。
良く分からないのは、総裁になる前は常に「総裁候補一位」という支持を得ていたのに、誘ってみたらそんなことは無かったという、国民の支持率といういい加減さ。挙げ句の果てには、野党からは「石破辞めるな」と言われてしまうのは、世論の動向も含めて足下を見られているからだと思うけれど、その野党にしても積極的に支持されているのは国民民主党くらいで、彼らも支持がへっているから、色々な新興政党が生まれているんだと思う。
石破総理辞任=自民党総裁辞任、なので、まずは自民党の新総裁を選ぶことが必要。今の報道では、10月初めに何らかの方法で党内で選挙があり新総裁が決まると、内閣が総辞職をして新内閣が組閣されるのですが、その時に「首相」指名がどうなるかは、これからの連立工作次第。報道では、自民党は日本維新の会との連立あるいは協定みたいなものを模索しているような話も有るみたいだけれど、新総裁選挙と並行して、そういう調整というか根回しもしないといけないので、まだまだ混乱は続きそう。
気になるのは「解散総選挙」をするのかどうかだけれど、某テレビ番組のアンケートでは、90%以上が「総選挙支持」と出ていて、まぁ国民の気楽さ気まぐれさみたいなものも感じましたが、多分今回の総裁交代では選挙は無いだろうなぁ。野党はそれを批判するだろうけど、旧民主党だって、鳩山、菅、野田と、3政権交代した実績があるからそこは言えない気がする。当時は、圧倒的な過半数を維持していたのに、ですからね。折角日米関税交渉の目処が付いたと思ったら、まだまだ混乱というか暗中模索みたいな状況は続きそう。
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