2025年8月6日

特別塗装機

ANAのスターウォーズ塗装機が、いよいよ最後になるという記事。3種類有るこの塗装機、多分自分は3機種(BB-8/C3-PO/R2-D2)全部に搭乗したことがあると思うんですが、別に宇宙に飛び出したりするわけでも無く、外観の塗装が特別なのと、機内のセキュリティビデオや機内アナウンスがちょっと「スターウォーズ」しているくらい。あっ、人形とかも搭載していて、記念写真とか撮影出来るのも特別なのか。スターウォーズよりは「スタートレック」派の自分としては、ちょっと残念ではあるけれど(笑)。

こういう特別塗装機は、この手のタイアップ物やイベント等の記念塗装、後はANAならA380のHonu、JALだとJTAのジンベエジェットの、海生類をデザインしたものが、飛行機の機体が魚の体型にも似ているし、主翼がヒレだと思えば、一番しっくりくる気がします。これが尾翼が機体の真ん中くらいにあれば完璧だけれど(笑)。 軍用機だと、狼とかライオンから、やはり空を飛ぶことから鳥類、鷲とか鷹とかの猛禽類の塗装が印象に残りますよね。飛行機自体が、鳥を摸して作られたような物だから、一番デザイン的にしっくりくるのは当然として、巨大化した機体を、ある意味真逆な海生類の鯨類に模していくのは、流体(空気)の中を効率的に飛行する様子が、より密度の高い流体(水)の中を高速で移動する魚に模していくのも何となく頷ける気がします。

飛行機の場合、軽量化が大きな課題の一つで、塗料だってあの大きな機体全体に塗布することを考えると馬鹿にならない。American Airlinesは、「Bare Metal Paint」で、地金の上に錆止め用の透明な被膜を塗装しているだけで、色つきの塗装をしないことで少しでも軽量化したりしているけれど、ああいう特別塗装機はどうなんだろうか。実際には色を塗ると言うよりは、特殊な印刷されたシートを貼っていく方法でああいうデザインをしていると思うんですが、そうなるとシートの重さなんかも馬鹿にならない気がするし。アニメなんかの人気キャラクターの塗装機などは、子供だけで無く海外に行くとそれだけで注目を集めるけれど、そう言えば台湾エバー航空も「キティージェット」何て飛ばしていましたよね。ああいうのは、アジア圏、特に日本を中心とした東アジアのアイデアなのかな。

機体塗装もそうだけれど、尾翼に書かれる航空会社のマークも印象に残る物ですよね。一時期JALが「鶴丸」から別のデザインに変更して賛否有る中また鶴丸に戻したけれど、自分が海外出張し始めた40年位前だとまだJALが国際線は主流だったから、あの鶴丸には安心感がありました。当時はANAも国際線を飛ばし始めた頃で、海外の空港で鶴丸とANAのロゴが並んで駐機している様子も見たことがありますが、正直当時の「安心感」は鶴丸の方が大きかったなぁ。そのくせ、当時はまだJALもANAもアライアンス加盟していなかったので、アメリカ出張の時には米国国内線接続の有利さから、UAとかAAとかNWを使っていた時代でした。当時は、AA利用機会の方が多かったので、もしかしたら紅組になっていたかもしれないけれど、たまたま出張先の経路がUAの方が移動時間が短く便利だったのでUA中心になって、その後ANAも加盟したから青組(スターアライアンス)を99.99%利用することになったけれど、尾翼のロゴマークの安心感はいつまでも残して欲しいですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿