2025年7月12日

相手に厳しく自分には甘い

社民党の参議院選挙候補に対しての侮辱的行為に対して、批判意見を投稿した細野豪志議員。ご意見はごもっともで、スターウォーズ的には「ダークサイドに一緒に落ちる必要は無い」という事なんだろうけど、ただそれって相手もそれなりにルールを守っているときには言える話でもあると思う。 

とは言っても、与党としてその発言が厳しく監視されているような側の人間に対して、ほぼ何でも好きなことを言っても許されている野党系の人間の発言にも問題があると思う。同じ「不適切発言」をしても、与党側だと直ぐに「離党だ辞任だ」という話になるのに、野党側だと「謝罪撤回したから問題無い」で終わってしまう。

「右派を侮辱することが許されないなら、左派を侮辱することも認めない」というのは当然の意見だけれど、往々にして左派が先ずは右派を侮辱しているのが現状。それならば、まずはその左派の発言を厳しく諫めるなり批判して、侮辱行為そのものを批判するべきだけれど、それがスルーされているから右派としては不満が鬱積していくのも仕方ない気がする。そこで我慢して、相手の土俵に乗らないのが「大人の対応」だとは思うけれど、そう言う事を今度はメディアや相手側が調子に乗る原因になるから始末が悪い。本来ならば、右でも左でも「そういう発言・比喩・言い方は、いかがなものか」と疑問くらいは呈するべきでは。一番酷かったのは、安倍総理の時ですよね。ヒトラーに擬えられても、ご本人が不問に付したからますます増長して行ったし、それを諫める発言はメディアからは見たことがない。結局それで、既成事実化されてしまった責任は大きいと思う。

最近では、SNSでの発言記録や、色々な動画情報がネットにはどんどん残っていくから、有る行為に対してそれと反する行為が過去に有った場合は即座に特定されて後悔されてしまう。今回も、自分に対しての侮辱を批判しているけれど、過去にあった自分からの侮辱的発言もドドン発掘されて、それに対しての矛盾も指摘されるけれど、彼らは馬耳東風なのもいつものスタイル。そこで一言「過去の発言は、自分が至らず謝罪する。一方で現在の自分に対しての発言は批判する。」と言えばまだ認める余地があると思うのだけれど。政治家は自分の発言に責任を持てとはよく言われるけれど、それは与野党関係無く全ての議員に対して要求される事で、その言葉の重みも与野党で関係無く等しく重い物だと肝に銘じるべきだと思う。

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