現役市長を破り、初の女性伊東市長に就任した、田久保氏。 降ってわいたような「学歴詐称問題」で大きな騒動になっています。市長選挙の時には「東洋大学法学部平成4年3月卒」と広報誌に掲載されていたり、メディアへの提供資料には記載されていたのに、選挙後「卒業では無く、除籍では」という匿名の指摘が市議会に送られてきた事で騒動に。市議会の議長・副議長が田久保氏に確認したが、明確に卒業を証明する事が出来ず、2日の会見になったという話。
田久保氏本人は「問題無い」という言い方だったけれど、結局は「確認したら除籍だった」という話。でも、卒業したかどうかって、自分自身の問題なわけだから、卒業したかどうか分からないと言うのも変な話。あくまで自分の1回のみの経験(笑)だけれど、卒業できるか出来ないかは、大学から発表されたと思うんですよね。更に卒業式にも出るか出無いかもあるし、証明書だって取れる・取れないもあるし。
「大学時代の後半はきちんと通学していなかった。勘違いしていたと言われると全く否定できない」
ここも不思議なのは、通学していないのに何で卒業できると思っていたのか。後半通学していなかったのは、もう大学へ行きたくなくなって、このまま除籍でもいいやとか思ってたんじゃ無いだろうか。
「大学卒業の経歴は選挙中にみずから公表していないので、公職選挙法上は問題ない」
これはそうかもしれないけれど、市長として市民の先頭に立つ人間が、自分の卒業も確認出来ないほど適当で、かつそれが間違っていたと分かったのに「公表していないので問題無い」と言い切るのもずいぶんだなぁと言う気がします。せめて「問題無いとは思うが、結果的に誤解を招くことになり申し訳ない」くらいのことは言わないといけないのでは。
更に不思議なのは、先月に市議会議長や副議長が「卒業証明書」らしきものを本人から見せられたと言っていたのに、今回の記者会見では「大学に確認して除籍されていた」と言っていること。これって、何とかごまかせると思ってチラ見せしたら、騒ぎが大きくなって二進も三進も行かなくなったという事じゃないの。で、その時にチラ見せしたものは何かという話も出てくるだろうし。全然違う物をチラ見せしたとなると、最初から騙そうとしたという事だろうし更に問題では。ここまでの話だと、無いものを「ある」といい、無いはずのものを「これです」と見せていたことになるのは、市政のトップとしては随分と不誠実な対応だなという印象しかわかないですよね。それだけでも、十分問題だと思うけど、それを決めるのは伊東市民だしなぁ。
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