NTTが実験に成功したという、落雷を誘発して安全に地上に放電するドローンの実験。ドローンを避雷針に見立てて、落雷を誘導するらしいけれど、落雷の直撃を受けても動作できるドローンもすごいと思う。ただ、誘導線を付けてドローンを飛ばすのは直ぐ出来ても、チカへ落雷を流すための接地(アース)を近くに準備しないといけないわけで、それをどうするかが課題なのでは。アイデアとしては、事前に雷が多発するような場所や、落雷被害を回避したい施設(学校や屋外施設)周辺に、マンホールみたいな形であらかじめアースを設置しておいて、落雷警報が発令され他すら直ぐに「ドローン部隊」が移動してそこと接続して、落雷回避モードに入るような仕組みになるのかな。
記事の最後には、
さらに、誘雷によって得られるエネルギーの蓄積・活用も視野に入れ、蓄積技術の開発にも取り組んでいくとしている。
と書かれているけれど、これで思い出すのは映画「バックトゥザフューチャー」のPart-I最後に、時計台に落雷した電気をデロリアンに誘導して、タイムトラベルのエネルギーにする話。確か「1.21 Jigowatts」で、これは「1.21 Gigawatts」を間違って記載して結局そのまま架空の単位に映画では設定されたものらしいけれど、やはり膨大なエネルギーに変わりないので、これをうまく保存あるいは利用できたら結構大きいかも。ただし、自然エネルギーなので、いつ蓄電できるか分からないし、雷という性質上いつどこで発生するかも分からないから、かなり気まぐれなエネルギーになりそうですが。
太陽光発電もそうですが、発電計画や発電量が定まらない「自然エネルギー」をどう計画的に運用利用するのかは、難しい課題ですよね。個人的には、画期的な蓄電技術ができない限りは、その場その場で利用できる分を使うしか無いけれど、一般的な電気利用は「定常的に安定して必要な電力供給がなされている」事が大前提だから、今の自然エネルギーは不十分。太陽光発電だって、火力発電のかなり弾力的な運用があるから利用できるわけで、本音のところではより安い原子力発電に戻したいところでしょうね。その太陽光発電以上に気まぐれな発電方法となる「落雷発電」。じゃ、全く使い道が無いのかというと、例えば落雷の場合は瞬間的に大電力が発生するわけだから、それを必要とする例えは金属の融合とか、それこそプラズマ発生させるような実権とか、そういう物に利用したらいいかも。
で、最終的には、デロリアンが生まれると(笑)。 それから、ゴミや空き缶で核融合エネルギーが取り出せる「Mr. Fusion」が誕生したら素晴らしいけれど(マテ)。

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