数日前に、鈴木県知事と丹羽JR東海社長が会談。その中で丹羽社長が、リニア名古屋開通時には現行の静岡・浜松停車のひかり号を1時間に1本から2本に、大阪まで開通時にはさらに増便して、かつその他の県内駅逓社も考えるという、かなり前向きというか大盤振る舞いの発言があったと言う事で、ローカルニュースではずっとこの話題を取り上げています。
私も「おやっ!」と思ったのは、ひかり号停車増加を言うのに「静岡、浜松停車の」と、静岡・浜松を同様に増やすことを明確に言っていたこと。現在早朝・深夜帯を除けば、静岡・浜松停車のひかり号は1時間に1本で、これを2本に増やせばかなり都心方面や簡易西院方面への移動の自由度が増します。今だと、ひかり号を逃すとその後のこだま号を捕まえるより1時間後のひかり号に乗った方が早かったりするけれど、それが約30分間隔で停車してくれるなら余裕で待てますしね。但し、今二本あるこだま号が、上り方面(東京行き)は浜松から見ると変わらないけれど、下り方面(名古屋、新大阪行き)は、2本とも名古屋止まりになるかもしれませんね。
更に驚いたのは、リニアが名古屋から大阪まで延伸したときには、さらに静岡・浜松停車の新幹線を増やすとともに、その他の県内駅逓者の増加も検討するという発言。今のぞみ号がカバーしている、東京-名古屋-新大阪のそれなりの乗客がリニアに移動すれば、例えばのぞみ号の静岡停車、浜松停車、という運行パターンも生まれてくるかも。まあ、それをそのままひかり号として運行してもいいわけですけど。そうなると、例えば1時間に3本でほぼ20分間隔で運行してくれると、自分がよく利用する浜松から都市方面、その逆に都心から浜松帰宅がかなり便利になるけれど、その頃まで自分は存命なのだろうか(笑)。
ただ、そういう新幹線停車増便に関しては、あくまでリニア開通が前提条件。肝心な静岡工区は、川勝時代と異なり色々な議論や会合も活性化されてきているけれどまだまだ事実上停止したまま。浜松市長時代はリニア推進派だった鈴木市長も、県知事となると立場が大きく変わるわけで、そこは彼も以前のような発言は出来ないのは仕方ないですしね。ただ、大井川流域市町の首長の考えも柔軟になってきているし、正直なところトンネル開通でどの様な状況になるかは不明。想定と対策をしっかり積み重ねて行くことは、今は優先するしかないけれど、それとともに少しでも早い開通が実現出来るような準備も並行して進めて欲しい。例えば作業用道路の敷設は地元の利益にもなるわけだし、それが出来ても問題は無いはずですしね。是々非々で構わないから、前を見た話合いと実行を期待したいですね。
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