元産経新聞記者・三枝玄太郎氏のコラム記事。先日の長野駅前殺傷事件の犯人逮捕に繋がった、各種ビデオ映像を繋いで足取りを操作する「リレー操作」に関して。「リレー操作」とは、住宅地などの防犯ビデオや、店頭などの防犯ビデオ、さらには車載ドライブレコーダーの映像などを順番に綱があわせて、犯人の足取りを類推しながら特定していくもの。私は生成AIに関しても、こういう警察捜査にも素人何だけれど、こういうリレー操作に関してはまさに生成AIの腕の振りどころじゃ無いかと言う気がするんですよね。
例えば私が思いつくのは、先ず固定カメラや写真等の映像データを、
- 撮影場所
- 撮影方向
- 撮影時刻
- 映像開始時の
- 撮影場所
- 撮影方向
- 撮影開始時刻
- 映像終了時の
- 撮影場所
- 撮影方向
- 撮影終了時刻
- 撮影開始・終了地点を含む地図データ
- 属性データから、基点データの撮影場所に近い物を抜き出し、連続すると想定されるデータを拾い出す
- 同様に、基点データの撮影開始時刻に近い物を抜き出して、連続すると想定されるデータを拾い出す
- 拾い出されたデータを今度は基点データとして、そこから関連すると想定されるデータを拾い出して繋げていく
- これを基点データから遡る(犯行前の足取り)方向と、進む(犯行後の足取り)方向のデータストリームを生成AIが構築していく
- ある程度足取り操作、あるいは途中でデータ連係が切れたような場合には、人出で補正を加えていく
今は、記事にもあるように、捜査員の勘と経験が点と点を結ぶ重要な能力なんだけれど、生成AIでもこういう動画を活用してリレー操作の経験を積ませれば、その「経験値」がアルゴリズムとして「捜査AI」に蓄積されて、より精度の高い評価をするように成長するかも。まさに生成AI技術を今投入するべき分野のような気がします。
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