2024年12月2日

ROUND1@USA

スポーツアミューズメント施設の「ROUND1」が、アメリカに進出して成功しているという記事。私はROUND1を利用した事が無いので、TV-CMとかで見る程度しか内容は知りませんが、確かにアメリカでは見たことがない営業形態で、しかも暇は持てあましているけれどその使い道が見つからない10代から20代前半位の若い層には受けそうな気がします。 

日本だと、未だにボウリングは根強い人気があるのかな。さらには卓球だったりとか室内競技でも人気のあるスポーツがあるけれど、アメリカの場合外でプレーする、バスケットの1-on-1/3-on-3位しか思い浮かばない。フラッグフットボール/タッチフットボールもあるけれど、あれってそこそこのスペースのある広場が無いと出来ないから、ちょっと友達と出かけて遊ぶという雰囲気では無いし。日本と全く同じでは無いとは思うけれど、室内ゲーム機があり、簡易的なスポーツ体験が出来る設備があり、お腹が減ればフードコートにトイレもあるという、考えてみたら良く出来た設備だと思います。

記事の中にも書かれていますが、州によって違いあるけれどアルコールが飲めるのは20~21歳からという地域が多い一方、運転免許は16歳位から取得出来て出かける事も可能だから、行動範囲は広がるけれど行く場所が無いというジレンマはアメリカの20代前後の世代では日本以上に感じているのかも。あと、記事にも書かれていますが、私が良く出超していた1990年から2000年代は、構外にどんどん大規模なモールやショッピングセンターが誕生していた時代で、ここが言ってみれば「アミューズメント空間」みたいなもの。中には、ジェットコースターだったりメリーゴーランドみたいな遊具があるモールもあったけれど、それって1回乗ればもう十分なわけだし、「遊園地」という規模でも無い。それに対してROUND1なら、とっかえひっかえ(お金は掛かるけれど)いろいろな遊具やゲーム機があるわけで、はるかにコスパは良いだろうし。で、2000年代後半位から、買物はECサイトが中心になり、それまで誕生していた大規模モール/ショッピングセンターが「負の遺産」になり、どんどん廃墟化していったと言っても過言では無い。そこにそれなりのスペースが必要なROUND1が入るのは、ある意味必然なのかもしれない。

日本でもROUND1の施設には、大規模な駐車場が併設されていることが多いと思うのですが、モール施設を利用するならば最初から大規模な駐車場も備わっているわけだし、初期投資としては非常に効率的だろうなぁ。アルコール飲料の販売が前提では無いから、堂々と車での来場も訴求できるだろうし。それと、これも想像ですが、アメリカでもホッケーゲームとか無い事は亡いけれど、大体は使い方が荒くて壊れている場合が殆ど。ROUND1だとそれなりに毎日メンテナンスをしているだろうし、多分台数的には何十台ヘタしたら何百台規模で導入するだろうから、多少の「Under Maintenance」くらいは問題にならないだろうし。色々な設備が揃えられる規模のメリットもあるだろうけど、行けば何か遊べるという安心感・信頼感も大きい気がします。次はどんな「逆輸入」が生まれるのだろうか。

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