韓国で発生したクーデター騒動で、ネットのTLを眺めていて「成るほどなぁ」と思ったことがありました。国会議事等前で、軍と抗議デモ隊の衝突が発生しようとした時、実は男性の殆どは兵役義務で軍隊経験があるので、退治している部隊とそれなりに「あ、うんの呼吸」みたいなものがあって、それで衝突に至らなかったのではと言う話。ネットで拡散されていた、軍の銃を捕まえようとする女性の映像が結構拡散されていましたが、あれももし銃を奪おうとすると兵士側はそれを阻止するために最悪発砲することもあって、それも分かっていたから男性参加者は何とか使用とした場面もあったらしい。
時々K-POPの歌手が兵役のために2年間芸能活動を窮したり、その兵役を完了して戻ってくる事がニュースとして伝えられますが、考えてみたら韓国というのは未だに北朝鮮とは「休戦状態」なわけで、戦争状態は継続しているんですよね。場合によっては、今回のくーデーターでの混乱が長期化したら、北朝鮮もちょっと色気を出してきたかもしれない。戒厳令発令は、どうも伊大統領が誤解(?)して発令してしまったらしいけれど、それに対して国会を始めそれなりの「抑止力」が昨日して数時間で解除されたのは、ギリギリ民主主義が踏みとどまったと言えると思うけれど、ただやっぱりその始まりは問題ですよね。それなりにか大きな権力を持っている「大統領」が、気持ち一つでここまでの騒動を起こすことが出来る分けですから。まぁ、流石にそこに至るまでには色々なチェック機能が働いているはずだけれど、それが今回はどの様に機能したのかしなかったのか、色々な視点からの検証は必要だと思います。
で、国内のとある人達は、今回の韓国のクーデター騒ぎを見て、日本でもみたいな事を言っている人も居れば、クーデターを最後に踏みとどまって留めた韓国の民主主義の完成度の高さを言う人もいるけれど、 日本はそんな状態になる前に色々知恵を絞って乗り切ってきたのだろうし、そもそも戒厳令が発令されることが、それを止めること以上に問題なのでは。大体「日本でも与党を倒そう」とか言っている人達は、それが認められるのであれば自分達が今度はその立場になるかもしれないという事には思い至らないのだろうか。それに、韓国の伊大統領って、その前は検察庁のトップだった人ですよね。トップクラスの法律の専門家で、客観的な判断や行動が要求される立場を経験しているのに、「大統領」という立場に立ってしまうと、そういう過去の経験というか蓄積もリセットされてしまうのだろうか。
世界中できな臭い話題がどんどん生まれて拡大しているとき、日本はどうなるのかという不安は感じますよね。それなりにリーダーシップがあり決断できる人がトップに居るので有ればまだ少しは安心出来るけれど、今の総理ではなぁ... 党首討論の様子を見ていても、以前のように弁舌爽やかながらも意味不明な答弁をしているように感じるんですが、あれで野党は納得するのだろうか。まぁ、対する野党も何か解決策を見つけることが目的では無く、与党を責めているかっこいい自分達、を見せることが一番の目的ですからね。国民民主党が、103万円の壁を取り上げて、国民が欲しているのは経済対策であり社会保障などの「安心」だということを選挙で明確になっているのに、いの一番に取り上げるのは自分達が注目されると思っている「裏金問題」なんですよね。で、ブーメランとして多分また自分達に返ってくるんだろうなあ。その辺りも含めて、与党時代の経験が生きていないのが今の立憲民主党の一番の問題点であり駄目なところだと思う。
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