2024年10月12日

清貧を誇る

物価高を強調したいのか、清貧を強調したいのか、その真意は不明だけれど、わぁミレスの朝定食だってそんなに高くないと思うのに、わざわざ寄り価格は安い店舗の朝食をこれ見よがしに公開するというのは、ちょっと(かなり?)品がない行為だと思う。それに、収入だけならば年間何千万円ものお金をもらっている国会議員が、「物価高だから」という言い訳をするのもなぁ。それなら、その年収の1/10位の貧困層はどうすればいいのか。それに「物価高対策」は、与党にも野党にも責任がある事だと思うんですよね。それを棚に上げてこう言う示威行為だけしてやってる感を出すのは、いかにもこの政党らしいというか。

一方で、れいわの山本太郎代表は、新幹線の移動中に数千円のウナギ弁当を食べる様子を投稿していたらしいけれど、こちらもこちらで随分と羽振りの良いこと。実際何を食べても良いけれど、公に公開するなら例えば1,000円位の幕の内弁当とか、まぁ何かあってもどこからも突っ込まれないような無難なものにしないか? 

以前も、昼食が贅沢だとかカップラーメンの価格も知らないとか、変に「庶民感覚」を要求する一方、例えば国会の食堂価格が安いとか、そういう話は表に出てこない。あれだってぜいきんから運営費は出ているはずで、そうなれば国会議員は税金で安くして貰っていて不公平、みたいな話も出てきそうだけれど殆ど聞いた記憶が無い。確かに原資は税金何だろうけど、そこから国会運営費として会計なり予算が組まれて、その中福利厚生みたいなものがあっても問題無いと思う。問題なのは、そういう状況で仕事をちゃんとしなくて、やたらと物価高だけを強調したりすることだと思う。行きすぎた物価高は勿論問題だけれど、ある程度日間も上がらないと、その企業が従業員への給与アップも出来ない訳だし、結局は物価は上がるものとして、それにあわせたあるいは上がっても必要十分な収入が得られる道筋が出来ているのかどうかという事。そうなると最低賃金アップという話がいの一番に出てきそうだけれど、それはそれで中小企業の経営圧迫にもなるという矛盾も。それならば、かなり搾り取られている年金控除とか保険料の控除とかを減らすということなど、間接的な「実収入増加」をもっと考えるべきなのでは。

お店側としては、ボランティアでそういう価格の食事提供をしているわけでは無く、企業として少なくとも損はしない塩梅があって、その中でそう言う商品を提供しているはずですよね。となると、その価格を維持するために、例えば大量購入でコストを下げるとか、品質が多少落ちても問題無いくらいのレベルのものを使用してコストを下げるとか、利益率を下げるとか所謂「企業努力」をした結果と言えるでしょう。その企業努力に対して、安いから毎日食べてますと自分達の仕事の成果が出てないことをわざわざ喧伝して何がうれしいのだろうか。本当に彼らが「二大政党制」なり「政権交代」を目指すのであれば、少なくとも与党側がうろたえるくらいの経済対策案を出すべきだと思う。単に「駄目じゃないか」と不満をぶつけてるだけなら、素人でも出来る分けですからね。で、それで満足しているから、さらにその様子が10数年前の与党時代と一向に代わり映えしないから、彼らに対しての支持が広がらないのだと思う。

 

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