2024年8月26日

事業者責任

NHK国際放送での、不適切放送の件、その後当初言われていた部分だけでなく、別の部分でも勝手に文言を追加して中国語で放送していたことが発覚して、問題は拡大することに。これ、実は気がついていないだけで、過去にも同様に「勝手に文言追加」をして放送していたんじゃ無いのか。どれたけアーカイブが残っているか分からないけれど、可能な範囲で検証をして調べないといけないのでは。

さらに言えば、NHKはその国際放送の枠やそれ以外の機会で、今回の「事件」の訂正放送をしているのだろうか。このまま日本国内で騒いでいるだけでは、多分言ったもん勝ちで終わると思う。まずは同時間帯の放送枠の中で、さらには別のニュース放送などの機会を利用して「何月何日にこれこれこういう無許可の内容放送があったが、それは間違いです。尖閣諸島は日本の領土であり、靖国神社を始め日本の公共物に対して不法行為を働く行為は厳重に罰せられます。」とかしつこく修正と警告の放送をするのが、放送事業者としてNHKがまずはやるべき事なのでは。それは、紅麹問題で小林製薬が何度もCMで改修告知しているのと同じ事だと思う。それをやらずに、不適切でした不手際でした、で終わったら、結局は何も解決せずにNHKとして幕引きしようとしているとしか見えない。

今回、NHKの国際放送には、国から億単位の補助金が出ている事も分かりました。私はてっきりNHKがビジネス拡大のためにやっていると思っていたから、受信料を払っている一人として不満を感じていたけれど、国からの補助も受けていたならば、政府として間違った内容を放送したのだから、しつこく訂正放送を繰り替えするように言うべきだと思うのに、政府としてもあるいは総務省としても厳重注意とかしていないのだろうか。規模や程度は違うけれど、これってファストフードやコンビニのアルバイトが、冷凍庫の中に入ってみたりして炎上するのと同じような話なわけですよね。企業の信頼性を損なう行為に対して、企業側としては全力でその行為を否定して、信頼性回復のために過剰なくらいの対策をして、それを周知させるために何度も広告や告知をするわけですが、NHKの場合は殆どそう言うことが目にも耳にも入ってこない。事業者責任も満足に取れない組織体に、決して少なくない受信料なんて払いたくないと思うのは自然では。行ってみれば、企業の対応に不満があれば買い控えとかするのと同じ事をしても文句は言われないのでは。

NHKに限らず、民間の放送事業者も、自分達の商材である「放送内容」に関しては、かなりいい加減な部分もあるし、間違っていても決して積極的に訂正や是正をしようとする態度が見えない気がします。それは「放送の自由」とか「表現の自由」という部分に守られているから、自分達は何をしても許されるみたいな「驕り」が有るからじゃ無いかと思います。それは決して無制限の自由でも無いし、間違ったことをやればその地位とか責任に応じて必要な対応をするのは、ある意味「義務」でもあると思う。少なくともNHKは、毎日朝昼晩と「尖閣諸島は昔から日本の領土。国内の公共物への中国語の落書きは止めてください。」と繰り返して放送するくらいのことはやるべきでは(笑)。少なくとも小林製薬の紅麹問題以上の対応は必要だと思う。 

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