2024年8月13日

謝罪しないメディア

朝日新聞に掲載された、しんかい6500に関しての記事に対して、取材もされていないのに勝手に捏造に近い内容を掲載されたと反論する国立科学博物館の谷健一郎氏。 


それに対して、流石に不味いと思ったのか、朝日新聞側も記事に対して本人に取材していない旨を明らかにしたけれど、 

記者が有識者会議を傍聴しましたが、ご本人への確認を怠りました。

で終わり。いゃ、ブログの記事じゃ無いのだから、本人が原稿書いてそのまま掲載するわけじゃ無いだろう? 編集者とか較正とか、内容を確認して初めて公に公開されるんじゃないの。仮に、そういう通常のプロセスを適用しても今回の様な「抜け」が発生したならば、新聞社としてプロセスの再確認と再発防止策を提示して読者に説明する責任があるんじゃないの。これが他者の話なら、もっと徹底的に追求するだろうに、こと自分達の話になるとなぁなぁ以前の対応。しかも、これが初めてでは無いだろうし、過去にはもっと酷い捏造報道も何度もやっている。一般的な製造業ならば、何度も不正行為を繰り返し、それが発覚してもまた同じ事を繰り返しているわけで、その対策が「エンジニアの確認不足でした」で納得するのだろうか。

マスコミ報道に関しては、Xのツイートでどれだけコミュニティノートがついたか、こんな検証記事があるらしい。実数としてはそんなに多くは無いけれど、欧米のメディアと比較して倍位の比率との事で、問題点として検討する必要があるのでは。各メディア毎に、その傾向というか特徴を纏めているのですが、朝日新聞に関しては、

内心を想像して述べた内容をあたかも言ったようにツイートする。

とは、まさに今回のケースにピッタリ。この記事(note)の公開が、2024年8月10日18:17と記録されているので、当該記事公開の丁度1日前。まるで予見していたかのような実例が生まれてしまったけれど、それだけこの検証作業の信憑性が高いと言えるのだろうし、このメディアの特徴が固定されているという証明では。

「情報」が商品であるメディアに置いて、その情報を捏造したと言う事は、詐欺罪でも有るし不正商品販売でもあるし、一般の企業で有ればその存続すら危ぶまれるレベルの話。しかも、今回が初めてでは無く昔から何度も繰り返している行為で問題点を言われていてもこの体たらく。一般の会社・企業ならば、一度清算して再スタートするレベルだと思うのだけれど、一言「おわびします」で終わる程度だと考えているのだから、まぁまた再発するんでしょうね。こうしてメディアへの信頼性はどんどんなくなっていくんですよね。そのうち「メディア=嘘つき」というアナロジーが社会的に確定すると思う。もっとも自分の中では、すでに確定しているけれど(笑)。

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