先の静岡県知事選挙関連では、まだまだ「浜松 vs 静岡」の話題が盛んなようですが、正直選挙での対決を地域間対立にしたのはメディアとか野次馬だと思うので、ちょっと迷惑な話。さらには、廃藩置県時の話(当初は、静岡県西部地区は「浜松県」だった) から、其れ以前の戦国時代の話まで遡られても、今の浜松住民、西部地区住民は「なんのこっちゃ」という感覚でしょうね。現在静岡県の人口は約360万人で、その内訳はほぼ各地区で均等なんですよね。
- 東部地区: 110万人
- 中部地区: 120万人
- 西部地区: 130万人
で、こんなコメントがヤフコメにあったらしいけれど、多分県外というか西部地区以外では殆ど認識されていないからそういう想像が生まれるのだと思うんですが、同じ西部地区でも、実は浜松市と西側の隣にある湖西市では大分温度が違うんですよね。その理由は、「浜名湖」の存在で実は浜松から見ると浜名湖があるから、そこから西は「遠い地域」という感覚で、浜名湖の西側にある湖西市から見ると浜松よりは隣県愛知県の豊橋市の方が身近に感じる状況。正直、浜松の人間からしたら、一番親近感(憧れ?)を感じるのは東京を中心とする関東圏で、その次は名古屋・愛知よりは、その先の大阪・近畿圏(大阪、京都、神戸)だと思います。その次が、名古屋かな。実際高校卒業時の大学受験先は、5:3:2位の割合で、首都圏・近畿圏・中京圏だったように記憶しています。まぁ、大学の数も多いからそうなるのは仕方ないかもしれなけいれど。仕事関係では、自動車や航空関連などの下請けなどで、愛知県内の企業から受兆している企業は、地理的な要因も含めて多いと思います。でも、それと県民感情、市民感情は別だと思うけどなぁ。さらに言えば、静岡大と浜松医大の統合不調は、静岡大側の理由ですからね。多分「統合」という事で、一つの大学になることを想像しているのだろうけど、「1法人2大学(理系・文系)」という当初の予定が、静岡大学側の学長が替わり文系だけでは衰退すると危惧して、それで振り出しに戻ったわけですから。そう言う意味ではちょっと(かなり?)誤解を招く気がする。
勿論、今回の選挙結果で「浜松が静岡に勝った」と思っている人もいると思いますけど、どうだろう、あくまで自分感覚だけれど、浜松vs静岡という対立ってそんなに無くて、どちらかと言えば無視しているというか意識しないというか。大体浜松の人間というか遠州の人間は、何というか技術者魂というかエンジニア気質系の人が多いから、余りそう言うことを考えずに自分の思うところをやっちゃえ的な大雑把さがあると思うんですよね(自己批判-笑)。それに対して静岡の友人なんかを見ていると、気候が温暖なこともあってかゆったりしているというか、県都であるから成治と商業の街でしたから、気質が違うことは確かだと思うけれど、それで対立と言うほどでは無いと思う。まぁ、そう言う要素の断片を見つけて拾い上げて、それを面白可笑しく当てはめて話題することで、某かの承認欲求が満たされると言う事なんでしょうね。
注意しなきゃ行けないのは、今回は自分のまさに身の回り、それもそこそこ身近な人のことだからそれなりに情報もあるし冷静に対応というか判断も出来るけれど、ちょっと立場が違えば自分もそう言う「勝手な想像」モードに陥ることもあるわけで、そこから無駄な論争だったり不正確な認識だったり場合によっては誤解や誤報、さらには誹謗中傷何て言うことにもつながりかけないので注意が必要。ネット時代だけに、色々な情報が流れていてアクセスも出来るのだけれど、それをどの様に捕まえて自分の中で処理をして、知識あるいは理解として保存していくかは、やはりその人の能力が大きく影響すると思う。直ぐにスキル画身につく方法何て無いのだけれど、やはり基本としては一つの情報を鵜呑みにしないことと、その情報を正しいとする裏付けと、正しくないとする裏付けを複数から取得して比較する事でしょうか。情報は今の社会では必需品というか、必須要素だけに、どの様に活用して行くかはQOL (Quality of Life)にも影響する大きな事象ですし、自分としてはそういう探究心と言うか知識欲だけはいつまでも衰えないようにしたいなと思っています。
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