2024年4月4日

台湾花蓮県地震

台湾の花蓮県で発生したM7.7の大地震。台湾も日本同様地震の多い国なので、それなりに耐震設計や耐震機能が設定されている建物が多いのでしょう、M7.7という規模の割りには被害は少ないように映像を見ると感じます。とは言っても、全く被害が無かった訳ではないし、亡くなられた方や行方不明の方も多いわけで、まずは一日も早い救助とご冥福を祈るばかり。 

地震が発生した台湾の花蓮県は、台湾島東側の海に面した地域らしいのですが、個人的に台湾の地震で印象に残っているのは1999年に発生した台湾内部(南投県)の地震で、場所的には今回の花蓮県の真西の台湾のほぼ中央部分で、この地震もM7.7規模の大きな地震だったはず。この地域には、今回熊本県に進出して大きな話題になっているTSMC等半導体の工場地域で、地震発生直後には直ぐにサプライがどうなるか、大騒ぎになったことを記憶しています。確か、耐震設計が適用された最新鋭の工場が多くて、幸いにも殆ど影響は無かったと思いますが、台湾のある意味リスクとも言えそう。

台湾の震源地やそれ以外の地域の被害も心配ですが、地勢的に沖縄に近いので今回は沖縄県、特に台湾に近い与那国島、石垣島、宮古島とかへ津波が到達していてかなり緊張した状況だったらしい。台湾に一番近い与那国島には、地震発生後15分で30cm位の津波が到達しているということなので、殆ど考える余裕なく地震発生したら直ぐに高台への避難を考えないといけない状況ですよね。更に沖縄本島では、那覇空港が閉鎖されてしまったために、那覇発のフライトは勿論、那覇行きのフライトも直前でダイバートして引き返したりという事もあった様子。那覇空港は、海岸の直ぐ横にある空港で、多分海抜は1mも無い位じゃ無いだろうか。丁度沖縄本島の南西端当たりに空港はあるので、今回の台湾での地震が海中で発生して、大きな津波が発生していたら、かなり影響はあったでしょうね。

地震発生が朝の9時頃で、お昼頃には津波警報も解除されたとのことで、昨日の那覇-羽田の運航状況を見てみると、4便程結構が発生しているけれど、それ以外のフライトはかなりの後れは発生しつつも何とか運航されているようなので、混乱は有ったもののなんとか最小限の範囲でリカバリー出来たように思いますが、暫くは余震もあるだろうし、まだまだ影響は続くのかもしれない。幸か不幸か、暫く沖縄行きは予定していないので、自分にとっては影響は無いと言って良いくらいだけれど、油断していたらまた大きな余震が発生して、と言う事も有るだろうし、ちょっと緊張して状況を見ないと。国内では、これまでの東日本大震災や能登半島地震等の時に台湾から寄せられた善意に、今度は日本から答えようという声が大きくなっているようで、これは是非支援したい話。一日も早い復旧を祈るばかりです。勿論、日本の特に能登半島の復興も最優先で行わないといけないけれど、こちらはやっとインフラも整備されてこれから加速していくのかな。日本国内外で、何か地震の頻度が多くなっている気がするけれど、自分達の地域も油断しないようにしないと。

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