2024年3月17日

北陸新幹線福井延伸

待望の北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸されて、昨日は朝からずっとお祭り騒ぎ。で、地理に疎い自分としてそのニュースを利いていて違和感を感じたのは「福井延伸」なのに、盛んに「敦賀」という名前が出てくること。「えっ? 福井延伸じゃないの」と思いつつ、地図を開いてみると、今回の北陸新幹線延伸の終点は「福井県敦賀市」で、「福井県福井市」はそれよりも手前金沢よりに位置する都市。だから、「福井新幹線」でも、敦賀迄延長みたいな表現になるんですね。でも、福井県と言うよりも北陸地方に馴染みの無い自分には、えっ福井? 敦賀? どこまでなのと混乱してしまう。 

これを東海道新幹線に当てはめたら、東京-小田原間のみ開通していて東海道新幹線が「静岡延伸」をして、浜松まで路線が延びた、様な感じと思うと自分が感じた違和感の理由とか正体が理解出来る気がします。地図を見てみると、福井県って結構東西に長い県で、福井市は石川県の直ぐ横なんですね。で、今回の延伸終点の敦賀市はまん中くらい。今後の大阪までの延伸プランには、更に福井県の西の端の小浜市まで伸ばして、そこから京都-新大阪と伸ばすプランもあるらしい。ただしそれだとお金も期間もかかるし、なんと言っても京都市内に新たな路線を通すのは文化財などの理由からかなり無理があるらしく、代替案としては敦賀から南に降りて米原に繋ぐ案も検討されているとのこと。

現実的にはこの「米原ルート」が一番可能性がありそうだと思いますが、小浜-京都ルート推進派としては譲れないのだろうなぁ。仮に米原に接続した場合、米原-京都-新大阪は既存の東海道新幹線の路線を走ることになると思いますが、余裕はあるんだろうか。まぁ、1時間に1本とか2本位ならば、既存のこだま号のダイヤを調整すれば何とかなるのかな。今、東京-敦賀が3時間位で繋がったので、そこからさらに1時間ちょっとで敦賀-米原-京都-新大阪と移動出来るとすると、4時間余りで東京-大阪のバックアップ路線が出来る事になります。ここにリニア新幹線も開通すれば、三重バックアップになるのでさらに安心だけれど、リニアはどうなるか不明だし、敦賀以西への延伸もさらに時間が掛かりそうだし。まだまだ課題は大きいみたいですね。

静岡県から、特に西側にある浜松市から北陸方面へ向かうことを考えると、これまでのように名古屋から北上する方が良いのか、米原に新幹線が接続したらそっちの方が早くて便利になるのかな? そうそう、JR西日本にしたら、東海道新幹線はJR東海と、北陸新幹線はJR東日本との共同運行になるそうで、となると新大阪での扱いが複雑というか面倒なことになりそう。北陸新幹線からの山陽新幹線への乗り入れとか、将来的に実現するんだろうか。鉄道好きな人にとっては、色々面白いルート開発がこれから出来るんでしょうけど、個人的には北陸新幹線が大阪まで延伸して、その分東海道新幹線に余裕が出来て浜松停車のひかり号やのぞみ号とか誕生してくれたら嬉しい。同じく、3月16日のJR東海ダイヤ改正では、浜松停車のひかり号が増えて19:00~20:00台の帰宅が少し楽になりました。でも、もう少し本数欲しいなぁ。

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