東海道新幹線に設定されている「特大荷物」スペースに関しての記事。各車両の最後部は、車両後部の壁面と、その前にある座席シートの間に、人一人入れるくらいのスペースが出来ますが、そこが少し前から「特大荷物スペース」に設定されて、その際後部席を予約した人が自分の荷物を置く場所として使用出来るスペース。以前、新幹線が混雑していて居るような時には、このスペースに入ってたって移動している人も見られましたが、今は指定席ではそういう光景も見られなくなってきました。
で、この「特大荷物スペース」なんですが、まだそんなに周知されていないのか、最後部席に座っている人が居ても、個の場所に荷物は置かれず未使用の場合もあるし、荷物は有るけれどその最後部に座っている人が居ない(=別の場所に座っている人が荷物を置いている)場合とかよく見かけます。あんまり有効利用されていないなら、まぁ荷物を置いても良いんじゃ無いかと思うけれど、実は先日新幹線を利用していた時、記事に書かれているようなトラブルに初めて遭遇しました。
私は車両の中頃に座っていたんですが、ひかり号が三島駅に停車した後次の静岡駅に向かっている時、女性の車掌さんが「こちらのお荷物の持ち主の方いらっしゃいますか」と言いながら、後ろの方から歩いてきました。最初は、何を言っているのか良く聞き取れなかったのですが、近くに来るとどうもキャリーバッグの持ち主を探しながら後ろから前に移動している様子。で、丁度私の隣に来た時に、通路を挟んで反対側に座っている男性が「私のです」と名乗り出ました。で、その車掌さんが「後ろの特大荷物スペースに置かれていましたが、ご予約の方が使用されるのでこちらのバッグは荷物棚に上げるか足下に置いてください」と言われて押してきたキャリーバッグを渡されます。その男性は、「はい」とか言いながら、そのキャリーバッグを席の上の荷物棚に上げるんですが、実は縦横厚みの長さを合わせても1m位のそんなに大きなバッグではありません。普通に荷物棚に上げられるくらいのサイズなのに、何で後ろのスペースに置いていたのか不思議なくらい。しかも、座席位置は真中くらいの場所だから、万一の場合とか想定していないのだろうか。
今回、そのスペースを正規に利用する人が乗車してきたので、ある意味「不正利用」が発覚したわけですが、もしそう言う人が乗車してこなかったら、最後部席を予約してもスペースを利用しない人であれば、そのまま見過ごされていったのだろうか。本当に、大きなスーツケースとか上に上げられない荷物ならば、半分承知で置くこともあるだろうけど、サイズ的に問題無いような荷物をわざわざ後ろに置く理由がちょっと理解出来ない状況でした。強いて言えば、そのサイズに対して何か重そうに荷物棚に上げていたので、何か重量物が入っているから上に上げたくない・上げられないと言う事だったかもしれないけれど。訪日外国人と思われる人がこの席を利用する時には、スペースに入りきらないくらいのスーツケースや大きなダッフルバッグを積み上げている時もあるけれど、昔の喫煙スペースを活用するとか、荷物の置き場所に関しては東海道新幹線は更なる工夫が必要だなと再認識しました。
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