まぁ、立憲民主党の行動に某かの理解をしようとしてみても、どうも理解不能な時の方が多いのだけれど、その盛山文科大臣への不信任案提出というのも良く分からない。理由は、旧統一協会関係者から衆議院選挙の時に推薦を貰い政策協定書に署名もしたから、職務に不適切という事らしい。でも、この盛山文科大臣が、旧統一教会に対して解散命令請求を出しているわけで、仮にその団体と繋がりがあって利益誘導しているとしたら、真逆の行動だと思うのですが。
逆に、この不信任案が通り大臣が辞任とか言うことになれば、その解散命令請求も疑念が沸くわけで、若しかしたら差し戻しとか言うことになって結論が覆されるかもしれない。少なくとも、大臣交代で政策に混乱が生まれて、請求が実行される時期も先延ばしになれば、それは請求された旧統一教会が一番利益を得ることになるわけで、言ってみれば立憲民主党は批判している旧統一教会に対して彼らを助ける行動を行っているという矛盾。本当に、旧統一教会被害者のことを思い、この問題の一日も早い解決を望んでいるのであれば、大臣に対しては「これこれこういう疑念がある。本当に利益を得ていないのであれば、一刻も早く解散請求を実行して被害者救済をするべきでは無いのか」と迫れば良いだけの話し。それをせずに、大臣不信任、それも否決されることが明らかなことをやるのは、いつも通り自分達のやってる感を見せたいパフォーマンスだけだからでしょうね。
所謂裏金問題でも、実は自分達も自分の著書を大量購入していた過去があるのに、自分に関する書籍購入に資金を使ったと与党を批判するのは、笑い話にもならない。さらには、以前政治資金規正法違反で有罪判決を受けて議員辞職までしている議員を、追求のトップに据えるというのも、申し訳ないけれど悪い冗談にしか見えない。いゃ、その辻元氏が自分の経験から「自分はこれこれの事情から・状況から、こういう行為をしてしまったが、〇〇議員はこう言う事があったからじゃ無いですか」みたいな質問が出来るなら、それは凄いと思う。でも、決して自分のことは言わないでしょうね、この人達は。
その「裏金」問題に関しても、身内からこんな話が出てきてしまっている。これ、その日本酒の代金とかの購入履歴とかは無いだろうから、「裏金」の「違法利用」に当たると言われても仕方ないだろうし、そう言うことを今彼らは自民党に対して追求しているわけですからね。だから、今回の安倍派、二階派、その他自民党の派閥での不透明な資金の移動に関しては、明確にその背景や状況を調べて、必要ならば罰則適用をして再発しない仕組みを作ることが一番重要。それとともに、同じ事が自民党以外の政党で発生していない事も証明するべきだと思う。だって、やり方は異なれど同じ抜け道はどこでも利用可能何だから。だから、自民党を攻めることは自由だし必要だけれど、それとともに自分達はこれこれこういう風にルールに則って活動していますよ、という証明も出さないと、結局ブーメランが戻って刺さるだけでしょうね。で、実際問題として、金額の大小はあっても何処の政党でもどこの議員でも同じようなことはやっていると思う。政治活動の自由と、それに伴う支出の問題は難しい話で、これという解決策が無い事も事実。それを、自民党打倒の道具に利用するだけだから、政党支持率もこの件で野党が上がる傾向は無く、結果的に無党派層が増えているだけというのは良く分かる流れ。政党政治に対して不信感が増加しているのだから、問われるのは与党だけで無く、全ての政党だということを肝に銘じるべきだと思う。
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