2023年12月23日

昨日の味方は、今日の敵

リニア問題に関して、またまた素っ頓狂な自説を披露する、川勝静岡県知事。「部分開業」が非現実的である事は、確か数年前に同じような事を言って否定されたんじゃ無かったかな。それを、回りが忘れていると思っているのか、あるいは自分自身が同じ事を言ったことを忘れているのか、再び「部分開業」を主張して総突っ込みを受けているのは、あるいみ自業自得かも。

ところで、難波静岡市長も川勝県知事の発言を批判しているのだけれど、彼は副知事時代川勝知事の右腕としてリニア問題を実質的に担当していたはず。で、川勝知事の代弁者として、リニアトンネル問題に関してはかなり否定的な態度だったと記憶しているんですが、静岡市長に当選したらほぼ180度の態度変更をして、今では川勝知事批判をしていると言うのは、一寸納得いかない。それならば副知事時代にも、もっと前向きな意見や行動が出来たんじゃ無いのだろうか。そう言う意味で、この人の発言には個人的には今でも不信感を感じるんですよね。

肝心のリニア問題は、トンネル掘削時の排水問題がほぼ解決に近づきつつあり、これでいよいよ工事再開と思ったら、川勝知事側は今度は「自然破壊」の話を持ってきて、トンネル工事反対を継続中。これに対して、大井川周辺市町村や工事区画を抱える静岡市は反発しているのだけれど、肝心の川勝知事が他の問題で舌禍を起こしても何となくお咎め無しで終わってるし、今回の様に昔のは無しを蒸し返して単に時間稼ぎをしているだけのような気がする。それでも、県知事選挙で何度も当選しているわけで、県民の支持がある事は確かなのが個人的には凄く不思議。

難波静岡市長には、是非昔の経験も生かして川勝知事の矛盾を突いて、リニア問題の一日も早い解決を目指してほしいですよね。リニア新幹線の停車駅が無くて、直接的にはリニア新幹線の恩恵を受けにくい静岡県だけれど、それによって東海道新幹線の県内での停車便数や停車駅が増えれば、それは間接的効果であろうと実質的に静岡県への恩恵になるわけですから。来年3月のダイヤ改正では、静岡県内定者のひかり号やこだま号が増便されるようですが、それが更に増えて利便性が向上するように、「2027年開業」が「2027年以降開業」になったリニア新幹線問題を一日も早く解決して欲しい。でもなぁ、次の県知事選挙が川勝氏が不出馬となるか敗れるかしないと、リニア新幹線問題の進展は期待出来ないでしょうね。

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