2023年12月13日

集中は4時間まで

 Slackの調べによる、一日に集中できる時間は4時間までという話。当然ながら、その仕事の種類や内容、あるいは時期とか環境によっても大きく変わると思うんですよね。自分のように開発系の仕事の場合は、集中するときには1時間も持たないときもある一方、乗ってきたときとかある程度じっくり考えたいときには数時間どころか朝から夜まで集中していたいときにも。もちろん、その場合も周りの音が聞こえなくなるような深い状態の時もあるし、ある程度浅い・深いみたいな周期が繰り返されるときもあって、なかなか一言では言えないかもしれません。

自分は、長いこと裁量労働制で仕事をしてきたから、「仕事時間」という概念が希薄だと思うので、そういう認識なのかもしれないけれど、やっぱりこれからはアウトプットというか成果によって評価される時代になるんじゃないだろうか。それも、何でも良いものが良いという単純な成果主義ではなく、目標を設定してそれに対してどれだけ達成するか、あるいは超えるかという「計画的成果主義」みたいなものが、これからの時代では必要になると思うなぁ。成果だけで評価すると、結局はギャンブルみたいなスケジュールしか建てられなくなりますすからね。

目標設定に足して100%の達成率ならば、事前に了解された報奨が出るけれど、足りなければ減らされるし、超えれば増えるという、そういう形のほうが本人にとっても会社側にとってもいいんじゃないの。ただ、その増減の重み付けの付け方には工夫しないと、評価に不満が募って悪い方向にも行きがちだけれど。また、途中経過をしっかり把握しないと、実は最後に予想外の爆弾が見つかるみたいなこともあって、管理者はこれまで以上に大変になりそう。そういうことを回避するためには、管理者だけではなくて、チームリーダーみたいな少人数のグループ性である程度責任をもたせるみたいな方法が良いような気がします。また、個人で作業をしたい・必要な場合は、上司なり責任者が直接指導したり管理するみたいな、ケースバイケースでの対応も必要になるから、結局は管理者は余計に大変になるのだろうけど。

同じ4時間の集中をするにしても、連続して4時間なのか一日分散しつつ合計で4時間なのかでも、仕事のやり方とか周りからの見え方が違うので注意が必要だろうし。だから、最終評価は最後の成果物で判断するとして、その途中途中に関しては評価するというよりも誤差というか歪を見つけて正すみたいな管理になるるんでしょうね。問題は、それだけなら良いけれど、やはり労働管理みたいな観点から言えば、いくら本人がそちらのほうが馴染むからと言って深夜帯に仕事をさせるのは問題だろうし、集中したいからと徹夜が続くような状況もまずいだろうし。最終的には本人の判断なんだろうけど、ある程度規律は保ちつつ最大限の自由度を与えられる作業環境が提供できれば一番。ただ、言うは易しだけれども。大変さは大きいけれど、いわゆるフリーランスの形態での仕事が好きな人向いている人は、そういう傾向があっているのかも。

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