日本ではその扱いというか影響度合いが殆ど感じられないのだけれど、アメリカではフラッグフットボールがL.A. 2028オリンピック種目に決定したことから、本家のNFL選手達も参加しようという機運がどんどん大きくなってきています。現在のNFLで最高のQBの一人と言える、K.C. ChiefsのQB Patrick Mahomesも、LA2028への参加を表明。となれば、記事にも書かれているようにNFL選手達も参加したドリームチーム結成だって夢じゃ無いかも。
Patrick Mahomes really wants to play Olympic flag football, but worries about his speed https://t.co/kFHvSIWGnL pic.twitter.com/7yYEiMO8Hz
— New York Post (@nypost) November 4, 2023
フラッグフットボールは、防具を着けての所謂「アメリカンフットボール」の簡易版、と言われているけれど、タックル代わりのフラッグを取る技術って結構難しくて、腰の位置にあるフラッグに手を伸ばすためには、体を屈めないといけないし、しかも腰の動きで不規則に動くフラッグを掴んで取り外すには、結構反射神経や瞬発力が必要。あれって、結構細かな動きというか、瞬間の判断と敏捷性が無いとフラッグに手が届いても掴むところまで行かないし、掴んだとしてもしっかり掴んで即座に抜き取らないと、するッとフラッグが手から抜けていくことも。プレー自体は、アメフトの練習でもよく行われるパスコースの練習の「スケルトン/スケリー(Skeleton/Skelly)」と呼ばれる、QBとレシーバーにDBがれシバーに付く練習とほぼそのままで、そこにQBキープやレシーバーのジェットスイープも入ると思えば、ほぼ正解(?)。そう言う意味では、現役NFL選手のDB vs WRのマッチアップが観られたら、これは凄いと思う。
アメリカでの開催という事も有るし、日本で言えば野球以上に人気のある国民的スポーツと言う部分はあるにしても、やはりこの盛り上がり具合は羨ましいというか何というか。私が現役選手を引退して、時間を持てあましているなら手伝ってよと言われて審判とか選手として始めたタッチフットボールは、約30年位前の話ですが、そこそこチーム数もあり、当時は女子チームや混合チームの方が男子チームよりも多かった気がする。当時は「シュガーレディ杯」というタッチフットボールの日本選手権もあったくらいですからね。試しにGoogleで調べてみても、10年以上前の記事が最後のようで、 もう大会とか開催されていないのかなぁ。当時はタッチフットボール全盛の時代で、フラッグフットボールは「タッチの代わりに腰にフラッグを付けて取るバージョンも有るらしいよ」程度の認識。それが、「タッチ」と言いながらも「タックル」に近い行為が頻発したりして、だんだんと直接の接触の無いフラッグフットに競技人口が流れていった気がします。
今は日本国内もフットボールのシーズン真っ盛りだから静かなのかもしれないけれど、それならそれで現役を引退した元選手中心にフラッグフットの話がもっと盛り上がっても良いと思うのだけれど。毎年年明けには、大学のフットボール経験者OB/OGを中心にチームを作り、大学対抗戦で行われる「Huddle Bowl」が開催されているのですが、今年は盛り上げて欲しいなぁ。先日開催された、アジア・オセアニア大会では、女子は優勝、男子は惜しくも3位だったのですが、敏捷性が武器なのか結構アジアのチームが強い気がします。確か世界ランキングは、女子も男子も6~8位だったと思うのですが、頑張ればメダルも狙えるポジションだけに、まずはオリンピック出場権利を獲得出来るように、まずは国内のオールジャパンチームの準備を直ぐに始めて欲しいですよね。もし自分が出場出来るならば、NFL選手とガチの勝負が出来るだけでも、光栄だと思う。
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