2023年8月5日

MOSと言えば...

少し前にYouTubeでAGT (America's Got Talent)でアバンギャルディ(Avantgardey)を見てから、 YouTubeにアクセスするとAGTやBGT (Britain's Got Talent)のコンテンツがこれでもかと表示される今日この頃(笑)。いゃ、決して嫌いじゃ無いから良いんですが、そんな中に"MOS"という日本の女性ブラスバンドグループが搭乗して、見事4-YESを獲得して予選通過しました。「MOS」と聞くと、私などは仕事柄「Microsoft Official Specialist」をまず思い浮かぶんですが、彼女達は「ブラスバンドとダンスを融合させた"ブラダン"」を目指す"Music Omotenashi Sisters"の略らしい。

最初AGTで見た時にまず浮かんだのが、「彼女達って、京都橘高校ブラスバンド部OGなのだろうか」ということ。「京都橘」と言えば「オレンジの悪魔」と言われるブラスバンドの有名校で、その中でも「Sing Sing Sing」は世界的にも有名で、激しく動きながら演奏する様子は圧巻。

全然確証は無いのだけれど、コンセプトみたいなものは似ている気がする。以前はメンバー6名で、一人脱退して現在は5人(AGTでは4人で出演していたけれど)。そのうちの一人の出身校は「旭川商業高校→武蔵野音楽大学」ということなので、京都橘との関係は無いのかな。

実はAGTで彼女達の出演回を見ていて、四人の審査員のうち右端のサイモンの反応がちょっとよく分からなかったんですよね。他の三人は文句なしの「YES」だったけれど、サイモンは何かもじもじしたような感じで、しかもコメントの途中で客席からブーイングまで受けている。彼の英語は、そんなに聞きづらくないし、CC(Closed Caption)をONにして字幕を出して見たりして、何を言っているのか何度か確認したんですが、どうもまどろっこしく「あれがこうだから、つまりそうだよね」みたいな言い方をしていてピンと来ませんでした。その後調べたわけでは無いけれど、色々見聞きしていたら、MOSが演奏した曲がもう10年位前にAriana Grandeが歌ってヒットした"Bang Bang"という曲で、直接的には言っていないけれど、まぁかなりセクシャルな内容の歌詞の曲らしい。それを、審査員からみたら「子供」みたいな女の子達が、「男性」や「男性のあそこ」を想像するようなホーン類を使って演奏するということもあって、色々想像してしまうと言うか何というか、そういうところをサイモンとしては気になって、ああいう反応になったらしい。そう分かれば、女性審査員の二人がノリノリだったのも、有る程度理解出来ますよね。

もう一つサイモンのコメントで気になったのが、最後の方のコメントで「全部が良かったわけでは無いけれど」と一言余計なことを言って締まったところ。直ぐさま「僕は好きだよ」とYESを入れてくれたけれど、確かに私も彼女達の演奏を聴いていると、ちょっとブラスの音が揺れるというか「あっ」という瞬間が何度がありました。緊張していたこともあるし、確か今のメンバーは5人なのに出演していたのは4人だったから、いつものと違うフォーメーションで慣れていないことも有ったのかもしれないけれど、「演奏」に関してはちょっと残念だった部分も確かにありました。それを含めても、全体のパフォーマンスは、多分審査員の人達は余り見たことの無い新規性もあって、アバンギャルディ同様かなり受けたとは思うけれど。ただ、次のステージでどの様な内容にするか、ちょっと難しい気がしますね。個人的にも、楽器の中ではサックス系が好きなので、こういうブラバン系のグループには頑張って欲しいです。

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