2023年8月6日

不法行為を要求する国会議員

過去の遺産で何とか生存している極小政党の党首とはいえ、現役の国会議員で弁護士でもある人が、堂々と法律違反を主張すると言う異常な状態。 前半部分はまだ理解出来るけれど、後半は本当に救済したいのか、単に自分達が都合良く解釈したいだけなのか、凄く疑問を感じる内容。

  • 「親が不法に入国した場合は子どもは救済されない。」
    不法入国出来る事が先ずは問題なのでは。不法でも入国出来る状態をまずは解決しないと、国民の安全や安心を守ることが出来ない訳で、それは国民の代表として国会議員の最大の仕事なのでは。多分ここでは、「不法に入国」では無く、観光目的等正規目的で入国後、国内で就労するなどして滞在期限が過ぎて「不法滞在」状態になることを言っているんだと思う。となると、それって不法滞在(オーバーステイ)や、不法就労問題も絡むわけで、単純に「可哀想だから見逃せよ」という問題では無いと思う
  • 「難民の人たちは他人のパスポートで来る人が多いことも知ってほしい。」
    「難民」と認定されれば、パスポート等所持しなくても(多分本当に難民ならばそんな余裕も無い人も多いと思う)入国出来ると思うので、ここは制確認は「自称難民の人たちは」というのが正しいのでは。日本の難民認定は厳しいとよく批判されるけれど、実際に入国時に難民認定されずにその後も難民申請を繰り返すことで、実質的に滞在基幹を無制限に延長する事も可能だったことが問題だったわけで、そこを解決せずに「難民」という言葉を利用することは、国会議員として不適切だと思う。パスポートも無い難民ならば、ちゃんと入国時に確認すれば良いわけだし、逆に他人名義のパスポートを利用することの意図の方が怪しい。そんな状況を認めろという根拠を説明せずに主張するのは、彼女にも何か隠れた理由があるからのようにも感じてしまう。
あの人だから、の一言で終わってしまうような話では有るけれど、でも結局はこういう人たちが海外からの難民受入や国内での滞在者の立場を厳しくしている元凶だと思う。記事の元になっている、在留児童への特別滞在措置も、最初に聞いた時には、今後日本に来て出産をして強引に子供の日本国籍や滞在措置を取得するような、少し前にアメリカへの中国人妊婦の出産問題のような事が浮かびました。最初このニュースを聞いた時には「日本で生まれた子供は対象外」と見たので、あぁアメリカでの教訓が生かされたのかなと思ったんですが、記事では日本で生まれた子供も対象に含まれており、これって問題になるんじゃ無いだろうか。ただ、対象となる子供の条件が「日本生まれで、日本の学校に就学していて、希望している」という三条件の合わせ技ならまだ理解出来ますが。

記事を見ていて感じたのは、国会議員として彼女がやるべき仕事は、可哀想だから何でもかんでも認めよと主張することでは無くて、この家族はこれこれこういう理由で結果的にオーバーステイせざるを得なくなった、この家族はこれこれこういう理由で子供が日本から母国に戻ることが出来ない、というような実例を集めて整理をして、まずは本当に困っている人たち必要な人たちへの救済に繋げることだと思うんですよね。そこから、実績を積み上げて可能ならば適用範囲を広げるなり、条件緩和をしてより多くの人が救済されるようにするべきで、それを粋なり不法入国した人たちを助けろと主張しても賛同できない。それならば、自分達がまずはそう言う「不法だけれど困っている人たち」を助けたらどうだろうか。それこそ社民党の党員が、限定された地域内での就労を世話するとか、支援の募金活動をするとか、それなりにできることはあると思うんだけれど。でも、こう言う事を批判する人たちって、主張はするけれど行動はしていない気がする。個人的はに国会議員としての資質に疑問を感じるんですが、こういう行動を良しと感じる人も多いから、彼女もまだ国会議員の地位にいられるんだろうなと変な感心をしてしまう記事です。

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