2023年3月21日

お得意の証人喚問をすれば

昨日の国会でも、この小西議員が延々と高市氏に質問を続けていたけれど、結局当事者を呼んで問いたださない限りは、水掛け論になるだけ。しかもこの小西氏の発言では「文書を作成した全員が捏造していないと証言」と、6人のうち3人が否定しているのに「全員」と意図的か無意識か分からないけれど巧妙に言葉をすり替えている。「作成」という意味には、その内容を参加者全員が内容を理解して同意したという事で無ければ、それは一方だけの思い込みなわけですからね。

 「自分さえ良ければ国民や世の中はどうなっても構わないという姿勢の人物の発信」と自ら書いているけれど、それって自分に対しての自戒なのだろうか(マテ)。自らが入手した文書が、省内で正式に認められたものでも無いのに、その内容が正しいと主張する理由も不明。更に、例えば議論の途中で放送法を歪める意見が出ていたならまだしも、そんなことは微塵も無い事はそれら資料にあっても、実際の当時の答弁に於いても確認されているわけで、元々の彼の主張であった政府により放送法への介入という主張自体が既に消えている。結局今彼らが主張しているのは「捏造」した・しないという本筋とは別の議論な訳で、そんなもの別の場所でやってくれと100万回言いたい話。

総務省側の3人にしても、「捏造しました」と言えないわけで、それは一般に何か事故や犯罪が発生した場合にもよく見られる話。彼らとしては、「捏造はしていない。しかし、一部不正確な記載や不明瞭な言い方はあったかもしれない」という所に落としたいんでしょうね。そうすれば、自らのミス出ないと言えるし、それで当時の決定が変わるわけではないのでお咎めも無いし、代替もう8年前の話なわけですから。彼らとしては、小西氏やその他立憲民主党の関係者がこの件で騒げば騒ぐほど、自分達の立場が微妙になっていくように感じているんじゃ無いだろうか。だから一番の当事者である小西氏にしても、元々の追求内容はもうどうでも良くて、単に高市氏に対してどれだけダメージを与えられるかどうかが、今の彼の目標になっているんじゃないのか。それで、自分の犯罪行為とも言える機密情報入手に対しても、言い訳をして何とか身の保存を図りたいんじゃ無いかという気がする。

何度も書いているんですが、今回の件で最大の問題は、いつ・誰が・どの様にして省内の限定された文書を小西氏に渡した、あるいは流出させたのか、という機密管理の問題であるという事に尽きると思うんですよね。その内容が公益に対しての問題であれば、そちらに関しての議論が優先されるんだろうけど、既にその点に関しては「公益性は無い」と分かっている。だからこそ、小西氏もその内容事態に対してではなくその後の言葉尻を追求しているわけでしょうから。となれば、次に重要な問題となるのは、極々限定された人間しかアクセス出来ないはずで、かつ本当に作成者とかその周り数名程度しかその存在を知らないような文書が特定個人に流れたという由々しき問題を話し合いべきなのではないか。単に、総務省の中に小西氏あるいは立憲民主党にシンパシーを持つ人間がいただけかもしれないけれど、それはそれで行政側の人間として私情を挟んでの仕事をすることは職業倫理に反する行為だと思うし。現在の松本総務大臣は、もと民主党の人な訳ですが、そう言う事を抜きにしても、責任を持つ組織に機器管理機密管理に重大な齟齬が発見されたわけだから、国会対策とは別に先ずはその対策を最優先で実行するべきだと思うのに、そんな様子は感じられない。政府としても、このまま時間切れを狙っているのだろうか。でも、こういう所をちゃんとしないと、例えばマイナンバーカードに対しての言われなき不安がいつまでも払拭されない事にも繋がると思うなぁ。

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