現在開催されているWBCの予選プール。大谷選手、ダルビッシュ選手、村上選手等「史上最強」と言われている侍Japanは、ここまで大差の結果で中国、韓国、そして昨日のチェコと破り3連勝中。今日開催される、韓国-チェコ戦で韓国が勝てば日本の2位以上が確定して準々決勝進出が確定。勿論、今晩のオーストラリア戦に勝利すれば、プールB 1位通過決定でやはり準々決勝進出が確定する重要な日になりそう。
そのチェコチーム、参加選手の殆どが本業を別に持つ「ノンプロ選手」という事で日本でも話題に。ヨーロッパの予選でも、最初は下馬評にも昇らなかったらしいけれど、あれよあれよと躍進して、ヨーロッパ代表チームの一つに滑り込んだ「シンデレラチーム」らしい。だから、日本に来ることも殆どの選手が初めて、ドーム球場も初めて、大観衆の中での試合も始めて、そんな微笑ましい話題を聞けば、やっぱり応援したくなるのは当然かも。このWBCの試合の様子は、本国チェコでも放送されているそうですが、前の中国戦での初勝利や、昨日の満員のスタジアムでの試合等、彼らとしても誇らしい気持ちで本国の人に見て貰える内容だったんじゃ無いだろうか。実際昨日の試合も、最後は2-10と大差が付いたけれど、序盤はチェコのピッチャーを打ちあぐねていて、結構重い雰囲気だったんですよね。ただ、野球は9回まであるスポーツで、その間に打順も4回位は回ってくるから、それで流れが変わることも多いし、さらに今回はWBCルールでピッチャーの球数制限があるから、好調だったピッチャーだって途中で交代させないといけない事も。今回も、一巡して落ち着いた日本の打線が逆転して、そこから流れを完全に掴んだ感じがする試合でした。
WBCは、日本、台湾、アメリカで予選プールが行われていて、台湾にはオランダ、イタリアが試合をやっているけれど、ヨーロッパのチームは、台湾・日本に来て試合をし、準々決勝は日本で試合をし、その先はさらにアメリカに移動するという、地球一周の可能性があるんですね。野球が日本や台湾、あとは北中米で盛んと言う事も有るんだろうけど、ヨーロッパのチームに取っては、時差も含めてなかなか大変な状態。まぁ、日本だって、準々決勝までは国内開催だけれど、そこで勝利したらアメリカの東の端っこ、マイアミ迄移動して中3日で試合をしないといけないわけで、これはかなり厳しいんじゃ無いだろうか。国際大会は時差との戦いでもあると思うのだけれど、本来なら1週間から出来れば10日位は欲しいところでしょうね。まぁ、ここ最近はプロ野球チームもコロナ禍で自粛しているだろうけど、以前は海外キャンプとかでアメリカに遠征していたこともあるから、多少はそう言う事のノウハウはあると思うけれど。唯一思うのは、日本とマイアミ(東部標準時)との時差は、まさに今日からサマータイム(DST)が始まり、13時間になることで、ほぼ日本とは昼夜が逆転状態となること。中途半端な時差調整よりは、半日ひっくり返る方が私は調整しやすかったんですが、さてどうなるか。
ところで、素人野球評価目線(笑)で見ていると、どうもこの3戦での侍Japanのスロースタートが気になります。結果的に、それなりの大差で実力差を見せつけて勝っては居るけれど、序盤から得点をして勝利したのは初戦の中国戦だけで、韓国戦にしても、チェコ戦にしても、ちょっと序盤はハラハラする状況が長いかなぁという気が。韓国戦は相手も実力のあるチームだからまぁ仕方ないにしても、チェコ戦ではちょっと序盤相手投手を打ちあぐねていて、あれなんか今後の試合の参考にされるんじゃ無いだろうか。まぁ、主審のストライクゾーンが、どうも上に広かったと言う事も有って、見送りボールのつもりがストライクと取られていたこともあったとは思うけれど、でも底にもちゃんとアジャストしないと、なかなかこれからの強豪チームとの対戦は厳しいかも。まぁ、チームメンバーも日本のプロ野球の一流選手にコーチにスタッフだから、そんなこと言われなくても自覚もしているし既に対策も考えていると思うけれど、やっぱり今日のオーストラリア戦も勝利して、来週の準々決勝も勝ち抜いて、アメリカでの準決勝・決勝・優勝と勝ち進んで欲しいですね。そうすれば、「あの日本と対戦したチェコ」というような感じで、チェコで野球熱が広がる切っ掛けになればと思いますね。
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