ここ数年、毎年話題になる「日本のパスポート世界最強説」。何かと言えば、ビザ無しで渡航可能な国数で、日本は今回193ヶ国となり、192ヶ国の韓国・シンガポールを上回ったという話。ビジ無し入国出来るというのは、国と国との信頼関係や関係構築の結果だから、「パスポートの強さ」とはまた別の話だと思うのだけれど、「その国のパスポート保持」という事は、その国の一員であるという意味でもあるから、そう言う意味では国の信頼度を代替しているとも言えるのだろうけど。ただ、パスポート時代は日本国民であれば誰でも取得可能で、日本への帰化は簡単では無いけれどそれなりに手続きさえ踏めば可能なわけで、以前はそのパスポート欲しさに日本に帰化したことを公言する人もいて、そういう部分に関しては個人的に疑問を感じるのだけれど。
「世界最強」と聞いてしまうと、やっぱりアメリカのパスポートだろうと短絡的に考えてしまうけれど、アメリカの場合ビザ無し渡航できるのは186ヶ国で、ベルギー、チェコ、ニュージーランド、ノルウェー、スイス等と同じ7位との事。ちょっと以外なきもしますが、結構アメリカは世界中と喧嘩したりしているから当然なのかもしれない。オーストラリアにビザ無しでいけないというのは意外ですよね。あと、日本人は結構エジプトに行く機会が多いと思うけれど、その後アメリカに入国する時にエジプトへの渡航歴があるとちょっと問題視される、みたいな話は聞いたことがあります。
たまたま昨年の記事があったので見てみたら、上位は殆ど変わっていない様子。日本も、同じく1位だったけれどビザ無し渡航可能に国・地域数は193ヶ国で変わりないし、それはまだコロナ禍があって海外渡航制限が厳しかったことも影響しているんでしょうね。昨年から海外渡航も緩和されてきたから、今年は順位の変動や渡航可能数の増減が発生するかもしれない。日本が認めている日本以外の「国の数」は195ヶ国との事。これに、台湾とか香港とか「地域」の数も加えると、今の日本のビザ無し入国出来る国・地域の数は、ほぼ上限に達していると言えるのかな。香港が今は中国と同じになっているのかどうか分からないけれど、それ以外にどれくらいあるんだろうか。まぁ、少なくとも言えるのは、自分が行くような国・地域は全て網羅されている、と言う事ですから特段心配する必要は無い。
何度も書いていますが、今年は9月で今のパスポートが切れるので、それまでに更新しないといけない。今回も10年パスポートにする予定ですが、もしかしたらそろそろ自分にとっては人生最後のパスポート更新になるかもしれないと考えると、ちょっと感慨深いものを感じます。確か外務省だったかに申請すると、自分の過去の出入記録を取り寄せることが出来るんですよね。現在は電子化されているけれど、1995年以前だったかな、電子化されていない分は人出で確か紹介視するので、そのぶんは時間がかかるけれど、長くても数ヶ月くらいで記録が送られてくるらしい。それでどうなるというわけでは無いけれど、自分もそのうちに記録を取り寄せてみてみたいなあと思いますね。最初の頃のパスポートは、ちょっとどこに閉まったか忘れたけれど、最初の頃の出張記録は会社にまだ残っていて、正直廃棄するのに忍びない(笑)。まぁ、昔を懐かしむようになったら、歳を取った証拠なんだろうな。そう思うと、今年は最初に出張したフロリダに、久しぶりに行ってみるのも良いかなぁ。でも、日本から一番遠いアメリカ地域でも有るので、体力が持つか不安が心配です。
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