スシローでの商品や湯飲み・醤油への悪戯が大騒ぎになり、会社側は刑事・民事裁判も考えるという状況に。民事となれば、その間の損害賠償請求された場合は億単位の被害も考えられるわけで、被告側は大変なことに。これが少しでもお灸となって、落ち着くかと思ったら、逆にその行為に刺激されてなのか、他の回転寿司チェーンでも同様の自愛が発生し、さらには別業種のうどん屋さんでの悪戯発生とか、何か導火線に日がついてそれが順番に地雷に点火しているような気がする。
多分刺激されて同様の行為をしている人間は、それがどれだけ大きな騒動になるのか理解しておらず、それこそTiktok等で「〇〇して見た」シリーズみたいな軽いノリでマネしてやってるんでしょうね。で、自分ならもっと面白く出来る、自分ならもっと大胆に出来る、みたいな「悪自慢」をしたい気持ちが、ああいう行為を助長していってしまうんだろうなぁ。そう言う意味では、最初のトラブルが発生した時には、即座に厳しい処置をするなりして社会に警告するようなことをやらないと、面白半分の模倣犯みたいなものは止まらない気がする。
根本的には、「性善説」で成り立っている回転寿司のシステムを既存した行為者の方に日があることは確かなんですが、会社側にしても、そう言う事を想定した対策は考えないといけない。くら寿司では、寿司カバーを付けて回転寿司が提供されてますが、これってくら寿司の特許らしい。この記事にも書かれているけれど、以前は透明なカバーをお皿の上に被せて回転レーンに流していたところもありましたよね。ただ面倒だからか最近は見なくなった気がするけれど。あと、昔はレーンに向かって座って食べる「カウンター形式」の設置が多かったと思うけれど、最近は家族連れやグループ客用に、寿司レーンを横に見るような半個室みたいなボックス席が増えてきたので、今回の様な行為に対して監視の目が届きにくくなっていることもあるかと思います。将来的には、各席をモニターするカメラを設置して、AIを利用して不審な行動を検知したら直ぐに従業員が確認に回るとか、そういう監視システムに力を入れるのかなぁ。
ただ、最近の回転寿司って、例えば注文はタブレットで行って別レーンで直接テーブルまで届けられたり、少し小さなサイズの店舗だと、直接板前さんに注文して握って出して貰ったり、正直なところ回転レーンって「回転寿司」の名前を使うための一種の装飾みたいなもので、実際にあのレーンに流れている商品を取っている人ってどれくらい居るんだろうか。回転寿司の事件の後、うどん店でも同様の事件が発生したけれど、バイキングとかビュッフェとか、お客さんが自由に食品にアクセス出来るような形態の飲食の場合、多かれ少なかれこういう事案は発生する可能性はあります。「事件」では無いけれど、小さな子供などが直接並べられている物を弄ったりとか、そういう光景は結構有ったりします。その行為の意図は全く違う物だけれど、ただ食品の安全管理提供方法の問題点という意味では、どちらも同様の事案だと思う。少し前だと、個別包装にしたり、従業員が取り分けたりしていたけれど、顧客の信頼感を取り戻すためには、再びああいう方法に今後は変わらざるを得ないかもしれない。 昔は「マッチ」がどこの家庭にもあり、子供が遊びで火を付けて火事になり大きな火災に繋がる事件が翌発生していたけれど、懇意の事件などはそれを彷彿とさせる気がします。本人は悪気も無く、ちょっとした悪戯程度の気持ちだったかもしれないけれど、それが大きな問題になる厳しさは、親だけで無く社会としてもしっかりと教えていく必要があるんでしょうね。
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