2023年2月1日

10年越しの尻拭い

首相がこんな答弁をしていたんですね。何の話かと思ったら、立憲民主党の長妻政調会長が子育て政策の質問をしたことに関して、同等の杉尾秀哉参議院議員がこんなツイートをして居た事が発端らしい。 

本筋の話の前に、この人達はある時は「民主党と今の立憲民主党は別の政党」と継続性を否定するかと思ったら、ある時には「民主党の時には」と今回の様に今の自分達の先達みたいに持ち上げることもある。 一体どっなの化、正直はっきりして欲しいところ。まぁ、所詮その程度の人達だから都合良く使い分けているんだろうけど、この当時の場面にしても、確かに丸山珠代議員の発言はどうかと思うけれど、実は当時の民主党がぶち上げた「子ども手当」は、兎に角政権交代の目玉公約だけに何としても成立させないといけないという事情があり、かなりいい加減な内容で成立させた曰く付きの法案。丸山議員が言う「欠陥法案」も決して間違いでは無く、当時も問題になっていたのは、外国人にも同様に手当が支給されるので、海外に何十人も子供いるという事で、かなりの金額を手にした人も居て問題になったはず。結局は、自分達の公約のために制限無しのような状態にした結果、その後制限を戻すことになり現在に至るわけで、それを自民党が今回制限撤廃を検討すると言うと当時の関係者が批判するのは、それは道理が間違っていると思う。

考えてみると、あれから10年以上経過しているのに、当時の民主党政権の置き土産というか尻拭いを今でもさせられているんですよね。最近問題になっている電気料金の高騰だって、あれも東日本大震災という大きな問題があったとは言え、ろくに精査せずに太陽光発電優先を決めてFIT料金等を設定して高値買取をしたことが原因の一つだし、さらに当時の福島第一原発の水素爆発を理由に、全国の原子力発電を停止させて、その後の再稼働遅れを招く原因を作ったことも、今回の電気料金高騰の一因と言えるだろうし。勿論、原発再稼働や処理水の海洋放出など今も残る問題に関しては、故安倍総理時代に進まなかったことも大きな原因の一因だと思う。また、それ故に代替電源として異様な太陽光発電だけがどんどん拡大していったことも問題天の一つだと思う。そう言う意味では、旧民主党政権だけの責任では無いけれど、主犯に近い共犯者である事は事実だと思う。

丸山氏の当時の発言を弁護する気は無いけれど、今の野党側だって当時も今も同じ位品の無い発言はしている。故安倍総理時代には「アベシネ」なんて平気で言っていたわけですし。正直なところ、先ずは自分達の発言を謝罪した後で無い限り、彼らに丸川氏を批判する権利は無いと思う。結局は、本来議論されるべき支援内容とか政策ではなく、「誰が言った」「何を言った」という、枝葉末節以前の話ばかり。結局は「モリカケサクラトウイツコクソウ」の延長でしか仕事をしない人達である事は変わらない。「予算委員会」は、全ての種類の議論が可能で、かつテレビ中継も入るから見せ場として野党は張り切るらしいけれど、それならば今一番時間を使うべきは「増税」だったり「円安」だったり「経済対策」だったりするんじゃないのか。それを、週刊誌報道を根拠に、お土産がとか現地観光がとか言う話題を取り上げる場所なのか。そう言うものって、「その他の議論委員会」とか作って、そっちでまとめやって欲しい。「与党が不甲斐ないから質問せざるを得ない」とか以前言い訳していたけれど、「それ以上に野党がどうしようも無いから無視せざるを得ない」のが多くの国民の気持ちだと思う。

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