ITmediaの記事から、杉山淳一氏のローカル鉄道の話。地元浜松の例を考えてみると、浜松市内には「遠州鉄道西鹿島線」というローカル私鉄が走っていて、これはJR浜松駅を起点として、ほぼ真っ直ぐ北上して行き終点の西鹿島駅では天竜浜名湖鉄道(昔のJR天竜二俣戦) 。単線の私鉄何ですが、単線路線としては珍しく始発駅の浜松駅から途中の上島駅まで高架化されていて、全国的にも珍しい鉄道らしい。
地元の遠州鉄道は、路線・観光バス事業と、この西鹿島線の鉄道事業が旅客運輸の二大柱だと思うんですが、正直どちらもそんなに儲かっているようには思えない。特に路線バスに関しては、少しずつ有効本数が減らされていて、以前だと通学時間帯の朝などは1時間に6本以上走る時間帯もあったのに、今ではその時間帯ですら5本位に減っているし、それ以外の昼間の時間帯も、以前は15分に1本くらい合ったのが、今では1時間に2本と激減。何時包で私鉄の西鹿島線は、多分以前も今も変わらず12分間書くで、早朝から23時台まで運行しているのですが、朝夕の通勤通学ラッシュ時は結構混雑するけれど、それ以外の時間帯はそれほど混雑するわけでも無く空席も目立つ方が多くて、ちょっと今後の動向が心配。
浜松も地方都市有る有るで完全に車社会なんですが、それでもこの鉄道とバスは未だに大きな地元の足。特に鉄道は、市内北部地域から市街地に出てくる多分唯一の且つ一番早い手段なので、これが無くなると困る人はかなり多いんじゃ無いだろうか。一方で、昔はこの路線の周りは起点の新浜松駅から3~4駅くらいまでは住宅街だったけれど、そこを外れると一気に田畑が広がる田舎を走る単線の私鉄でした。私が利用する駅も、昔は周りは田圃だらけだったけれど、今ではアパートや建て売りが並ぶちょっとした住宅街になっているし、それはほぼ終点の西鹿島駅まで変わらない状況に。この西鹿島線があるから、この周辺に引っ越してきた人も多いでしょうね。だから、郊外の駅には、車で駅まで来て電車で移動する「パーク&ライド」の設備がある駅もあるんですが、昔ならいざ知らず現在では周りは住宅街になってしまっているので、なかなか駐車場を整備するのも大変。でも、それなりの規模の駐車場が駅に利に節して整備出来れば、結構利用する人は多いんじゃ無いだろうか。
私も、本当は最寄り駅近くに駐車場があれば便利なんだけれど、それが出来ないから近くのイオンモールに車をおいて、そこから徒歩20分位歩いて駅に行き利用する場合も。この私鉄は、本当に浜松駅(新浜松駅)から真っ直ぐに北上する路線なので、そこから左右(東西)に伸びる例えばコミューターバス見たいな物が電車と連動して運行できれば、結構地域活性と利便性が両立できそうな気がする。まぁ、でも浜松の人口が今の倍になっても、なかなか難しいだろうなぁ。浜松の場合は、「楽しい」よりは「便利」が理由ですが、文字通り浜松市のバックボーン(背骨)的存在のこの路線を、どううまく活用するかが、浜松市としても将来に向けて重要な課題になるかも。こういうのも一種の「コアコンピテンシー」なのかも。
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