2023年1月9日

折り畳みデバイス

ITmediaの記事から、2023年のスマートフォンの進化予測について。注目すべき4つの技術トレンドとして上げられているのは、

  1. カメラセンサーの進化
  2. 折り畳みスマホ 
  3. 急速充電機能
  4. 衛星通信対応
の4点。1番目のカメラ機能は、現在のスマホの主流機能の一つだし、今後一番進化するサブデバイスなのは間違いないし、「カメラ=静止画撮影」から「カメラ=動画撮影」へとさらにシフトしてくるのは確実。2番目の折り畳みスマホは、ある意味昔の「携帯」の二つ折りタイプへの先祖返りにも見えるけれど、携帯は画面部分とキーボード部分に別れていたけれど、今の折り畳みスマホは画面自体が二つ折りされるもので、ちょっと意味合いが違っているのが新線かも。3番目の急速充電機能は、個人的にはモバイルバッテリーとの併用でどうなるかなという気もするんですが、これってBEVのジレンマの一つでもあるわけで、やはりバッテリー問題はまだまだ先が長そう。そして最後の衛星通信対応ですが、iPhone 14で対応しているから、5G/6Gと同様に鍵となる機能になるかも。特に山岳地帯とか、離島などの通常のネットワークから外れる場所に行く場合には、万一の場合に備えて、そう言う機能のあるスマホ持参が必要でしょうね。

この中で個人的に気になるのは2番目の「折り畳みスマホ」。中国では人気らしいけれど、正直日本国内ではまだそんなにブームになっているとは自分は感じない。スマホだけでなく、タブレットとかパソコンでも「画面二つ折りタイプ」の物が発売されているけれど、正直今の所コスト(価格)が同型機種と比較して高いし、物珍しさ以上にこれと言った魅力は私は余り感じない。確かに大画面が半分のサイズになるのは、持ち運びには便利なんですが、そのメリットを受けられるのは多分スマホサイズまでで、それよりも大きなデバイスで鞄など入れて持ち運ぶことが前提になれば、7インチ位から15インチ位までサイズの違いはそんなに問題にはならないような気がします。私は、スマホはジーンズの後ろポケットに入れて移動する事が殆ど何ですが、Pixel 6の細長いサイズ(158.6mm×74.8mm/6.4インチ)はポケットからはみ出る部分が多くて正直使いづらいし、実際画面のポケットから出ている部分に圧力がかかるのか、よくプロテクターガラスが割れています。一方で、画面サイズ的にはそんなに違わないiPhone 13 Pro(146.7mm×71.5mm/6.1インチ)は、すっぽりとジーンズの後ろポケットに入るので、携帯性も良いし安全性の面でも後ろから抜き取られるリスクは低そう。例えば10インチクラスのタブレットが二つ折りになる場合、半分のサイズになるとしても、厚みは倍になるので逆にポケットが膨らんでしまう弊害も。あるいは、長辺方向で折り畳む場合長さは変わらないからポケットから出る部分も同じなわけで、そうなると携帯性が良いとはいいがたい気も。

一つ想定できるのは、今後薄型化が進み、その単体ではポケットに入れた場合の剛性とか強度に不安が感じられ場合には、二つ折りにする事で強度が増して、移動時の立ち座りで圧力が掛かっても画面に負担が生じない様なデザインならば「あり」かもしれない。例えば二つ折りにした場合、折り目の部分には負担が掛かることは確実で、その部分をどの様に処理するかは各メーカー頭の痛い所なんでしょうけど、そこまでして二つ折りに拘る必要は自分は内容な気がするんですよね。二つ折り出来なくても良いから、ポケットに入れて立ち座りしたりしても、多少のねじれや歪みなら吸収してくれるような、柔軟性のあるスマホ・画面の方が自分としてはニーズは高いかも。大体、ポケットから取り出して、さらに二つ折りを開くという網一手間必要になるのが、個人的には面倒だと思う。この辺り、今年の新製品は何か解決策を提示してくれるのか、ちょっと楽しみにしてみよう。

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