2022年12月28日

超軽量太陽光発電

私は、太陽光発電に関してはどちらというと否定派で、その理由としては発電の可用性が低いこと(日中しか発電できない)や、設置に様々な課題、例えば重量とか大きさとか、がある事などがその理由。ただし、それらが問題にならないような、例えば離島とか僻地での利用であるとか、ゴルフ場や浜松の場合は養鰻池の跡地利用みたいな形で、太陽光発電設備を設置するのはアリだと思っています。でも、やはり太陽光発電の場合は、太陽光が期待出来る昼間、それも曇り空とか雨の日ではないそれなりに晴天が多い天候で無いと十分な発電量が期待出来ない、ある意味「博打」みたいな方法なので、よほど画期的な蓄電技術(=バッテリー)が生まれない限りは、補助電源の補助の補助位の位置付けだと思っています。


そんな太陽光発電ですが、太陽光パネルの改善は進んでいるみたいで、この記事で紹介されているのは髪の毛よりも薄く軽量な発電素子で、その実力は既存のシリコン系太陽光発電パネルと比較して、重さで100分の1、発電電力では18倍ということなので、今後実用化されて大型化されると、既存の太陽光パネルに取って代わるのも時間の問題かも。私も、自宅に太陽光パネルを設置したいと思いつつも何度も諦める理由は、その重量を支える基礎工事が大変だから。屋根に乗せるにも補強を考えないといけないし、場合によっては瓦や屋根材が傷むから雨漏りとかしたらその修繕費だって馬鹿にならない。それが布にも適用可能なこう言う素材が実用化されれば、例えば夏場に窓の外に貼るサンシェードにこの太陽光発電素子を塗布しておけば、わざわざパネルを屋根に乗せる必要が無い。使わない時には、カーテンのように畳んで保管することも可能でしょう。あるいは、テントとかターフに利用すれば、キャンプをする人はこれまで以上にポータブル電源利用の機会が増えるのでは。逆に有る程度固定した状況で使用したいのであれば、既存のガラスパネルではなく、アクリル板とかポリカーボネイト板とか、より軽量な物で代用可能になるだろうし、そうすると設置場所の選択肢も増えるのでは。

勿論、太陽光パネルの場合強風で吹き飛ばされる場合も有るくらいだから、より軽量なこちらの場合も、強風所かつむじ風くらいで吹き飛ばされるかもしれず、そういう部分での補強というか強化策はより重要になるでしょうね。例えば鉄材でフレームを作り、そこに膜のように張るとか、先にも書いたようにカーテン式に危険な時には収納出来るようにするとか、これまでに無いような工夫は必要だけれど、既存の太陽光パネルの様に一度設置したらそこから動かせないと言うデメリットが無いので、合いではあいろいろと出来そうな気がします。カーテンのように畳めたり、カーペットのように丸めることが出来たら、凄く便利だと思う。キャンプ用の太陽光発電パネルで、畳めるタイプのものがありますが、あれ以上に可搬性が向上するんじゃ無いだろうか。また軽量であれば、スペースさえ有れば大きな物を設置する事も可能になるわけだから、まずはキャンプ用品として実用化されてブームになりそうな気がする。

実は、自宅の南側には、葦簀が幾つも立ててあるんですが、これが数年して老朽化すると新しい物と取り替えないといけない。その時には、新しいものと入れ替わりで廃棄する古い葦簀の処分が面倒なんですよね。業者さんに新規の葦簀設置と一緒に廃棄もお願いすると、それなりにお金は必要になるし、自分で処分するとなると、地域の可燃ゴミとして出せるように小さく切り分けたりしないといけないし、結構大変。だから、葦簀では無く布製のシェードかターフみたいなもので代替したいんですが、そこにこの太陽光電池が設置できたら一石二鳥に成るんじゃ無いだろうか。理想は、ベースの布が傷んできたら、太陽光発電の部分だけ取り外して、古い布は捨てて新しい布に張り直して使えたらベスト。実は、非常時用にキャンプ動画でよく見る折りたたみ式携帯太陽光発電パネルと大容量バッテリーをそのうちに準備しようかと思っていたんですが、やはり太陽光でバッテリー充電しようとすると、それなりの枚数というか大きさが必要になります。それを広げるスペースが必要になるのですが、昼間カーテンというかターフを広げておけば充電してくれるようなシステムが出来れば、凄く便利になりそう。早く実用化と言うか、商用化して欲しい技術ですね。 

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