2022年10月1日

冷却期間

テレビ朝日、「羽鳥慎一モーニングバード」での同局社員玉川徹氏の発言は、沈静化するどころか広がる一方で、とうとう国会議員がコメントするまでに。ネットでも批判は続いているのだけれど、その中でもなるほどと感じたのは、放送局は国から電波資源を割り当てられている免許事業何だから、そこで問題が発生したら免許の停止や没収も含めて厳正に対応するべきでは、という意見。個人的には「なるほど」と思うなぁ。

例えば、同じように免許事業である交通事業とか航空事業何かでも、場合によっては運航停止みたいな事はあるわけです。そこまで大きくなくても、例えば飲食店何かも保健所から営業許可を得て事業するわけだから、一種の「免許事業」と言えるのでは。で、そのお店で例えば食中毒とかトラブルがあれば、3日間の営業停止とかの措置を受けるわけです。放送局は、その放送している番組がバラエティであっても、その内容に問題があれば批判もされるし場合によっては放送中止になる場合だってある。最近の例なら、LGBTQを揶揄するような内容だと、多分放送できない。

メディア・放送局で言えば、例えば表示さたテロップに間違いがあれば、それが凄く些細なことであっても「先ほどのテロップに間違いがありました。正しくは〇〇です。」と訂正を入れる訳です。漢字間違い、読み方間違い、結構些細なことだと思うのに、速攻で訂正・修正が入ります。多分、直ぐに視聴者から放送局に連絡が入って、それで対応するのだと思うのだけれど、逆に大きすぎる間違いだとそのまま流されて終わる場合もある気がする。例えば福島第一の「処理水」を、未だに「汚染水」と言うメディアが有るけれど、未だに頑なにそれを変えない。彼らとしても仮に免許制度に何か言及されたら、「報道の自由が」とか「言論の自由が」と言えば、何でも大義名分が通ると思っているんでしょうね。

28日に放送があり、29日に謝罪をして、30日の放送はどうだったか分からないけれど、今日明日は週末で放送がないから、それでほとぼりが冷めて、来週3日からはいつも通りの放送に戻るんでしょうね。まぁ、流石に暫くは大人しくするのかもしれないけれど、以前も直ぐにいつもの調子に戻ったから、今回もそんなに長く殊勝な態度も続かないだろうなぁ。問題発言って、情報を扱う企業としては、一般企業ならリコールレベルの不祥事だと思うのだけれど、リコールを起こした原因に対応せずにそのまま放置しておくのは、やはり企業倫理として問題があると思う。特に、免許を使用している企業が、その会社の社員、それもそれなりの地位にある人間が、全く根拠の無い発言をしてお咎め無しな訳ですからね。まぁ、企業ぐるみの行為と言われても仕方ない気がする。で、その発言以上に、「これまで意図的な演出をした」と自ら発言した事は、さらに音沙汰無い状態に。このままだとテレビ朝日の報道番組は、意図的な演出が前提のもの、と言う理解しか出来なくなるんだけれど。同局の看板番組である「報道ステーション」も「報道(演出付)ステーション」と名称変更しないと。(マテ)

0 件のコメント:

コメントを投稿