八重洲ブックセンター(本店)が開業したのは、1978年かぁ。今でこそ、ここよりも大きな書店は都内にも幾つかあるけれど、当時としては画期的な書店でしたよね。当時は、「八重洲ブックセンターに無い本は、多分日本には無い」みたいな言われ方をしたけれど、確かに100万冊の在庫は脅威だった。大体、一つのビルがまるごと書店で、しかもフロアー毎に書籍の種類が決められていた、何て言うのは驚くしか無い状態でしたからね。ただ、築44年という年月が示すように、流石にここ数年は中に入ると老朽化を感じざるを得ない状況でしたから、丁度良いタイミングなのかもしれない。
高校卒業して一年の名古屋留学(世間的には浪人予備校という)後、大学に何とか滑り込んで最初は松戸に下宿していました。高校時代の恩師からの紹介で、 江東区の砂町で家庭教師の倍とを週に2回だったかな、やり始めたので、松戸から秋葉原経由で通っていたんですが、時間が有るときには一度東京駅まで出て、ここで時間を潰して秋葉原に戻ったことが良くありました。週末等時間が有るときには、本当に何時間もここで時間を潰していたなぁ。なんと言っても、最上階の8Fが文庫本の宝庫な訳で、ここで早川とか創元推理社のSF本をいつも漁っていた気がします。
東京駅八重洲口川の再開発は、駅正面のビルが完成してバスターミナルも出来るようで、その左右の再開発がこれから始まり、八重洲ブックセンターの地区もそこに含まれるんでしょうね。個人的には、東京駅から地下街を通って手前までは行けるんだけれど、直前で外に出ないと入れないのが不満だったので、新ビルでは地下街と直結して欲しい。そうすれば、雨の日でも安心して通えるし(笑)。丸の内側には、丸善の本店があって、ここも大きな書店ですが、地下街経由で行き来できるようになれば、書籍好きには嬉しいかも。今では、書籍と言えばAmazonでKindle本を購入することが殆どだけれど、並んでいる書籍の中をぶらぶらしながら、予想外の一冊に会えるというのも、本の醍醐味だと思う。
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