昨日突然フメフト界隈をざわつかせた、同志社大学アメフト部「WILD ROVER」所属の4選手による女性暴行事件。同志社は、先週今シーズンの開幕戦を行っていて、強豪関西大学に41-2で敗れたところなんですが、それ以上に散々なシーズンに。大学側からは、当面チーム活動の中止が発表されたらしいけれど、このまま今シーズンの活動停止、リーグ戦不参加、自動降格、という話になりそうだなぁ...
事件自体は5月に発生したらしいのですが、それが4ヶ月近くも過ぎた今公表されたのは何故だろうか。被害者の女子大生は、直後に被害届を出したと記事には書かれているので、その後の捜査で容疑が固まり、 今逮捕されたと言う事なんだろうか。となると、先週の試合の時にはこの容疑者4名はそう言う事を知った上で試合に出ていたのだろうか。いずれにしても、幾ら強豪相手とはいえ、大差で敗れた理由もそこに有りそうな気もしないでも無い。
不運というか、何でだろうと思うのが、今年から同志社のヘッドコーチに就任した橋詰氏。擦った揉んだして、日本大学のヘッドコーチに就任して、チームを立て直してこれからと言うときに、契約期間満了ということでチームを去らざるを得ない状況に。直ぐに低迷していた同志社大学のヘッドコーチに承認して、春のシーズンはなかなか良い感じの試合内容で、秋のリーグ戦にも期待が掛かったところで、今度は部員の不祥事で多分このまま活動停止になるでしょうしね。
団体競技において、一分部員や関係者の行為の責任を「団体責任」としてチームや組織に負わせることは、日本社会では昔から有る話ではあるけれど、それ以外の地域から見ると多分凄く奇異な感じでしょうね。逆に、個人の不祥事が実は組織的な犯罪だったのでは、といういらぬ憶測を招くんじゃ無いだろうか。私も、「連帯責任」を徹底的に教え込まれた世代だけれど、それが本当に組織的な行為や事件ならまだしも、少数の構成員が起こしたことは、その団体とは無関係な個人の不祥事として、その個人本人が追うべきものだと思う。最も、仮にそう言う判断がされて活動が再開されたとしても、メディアが根掘り葉掘り取材をして、まともな活動が出来ない状態になるんでしょうけど。チームにとっては厳しい時間が暫く続けれど、犯行と無関係な部員は、是非自分の信念を貫いて欲しい。その中でも橋詰HCには、だからこそアメフトでチームを再建して欲しいなぁ。日大の時よりも色々な意味でそれ以上に大変だろうけど。頑張れ、ワイルドローバー。
[2022年9月10日追記] 大学側が、今シーズンのリーグ戦参加辞退とチームの無期限活動休止を発表。「連帯責任」というのは、どうも個人的には納得いかないのだけれど、仮にそう言う対応をするのであれば、大学側の責任ってどうなんだろうか。4年間フットボールだけ遣っていたわけじゃ無いだろうし、「大学生活の中でこう言う緩みが醸成された」という意味では、大学も同罪だと思うのだけれど。そう言う意味では、責任をチームに押しつけているようにも見えますよね。
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