2022年8月11日

カニカマブーム

今では、普通に食卓に並ぶこともあるし、料理の素材としても様々に活用されている「カニカマ」。誕生してから50年も経つんだぁ。初期の物は、棒状の物に赤いかにの身っぽい印刷された素っ気ない物だったけれど、最近の物はそれこそ見た目だけだと本物と見分けが付かないものが殆どだし、味についても結構本物に近づいている気がします。

そのカニカマが海外でブームになり、現地生産もされていて人気という記事。私が最初にアメリカに出張で出かけたのはもう30年以上前ですが、その時にはすでに地元のスーパー(ただし一般のスーパーというよりは高級スーパー)にも「Fat-free Crab」とか「Imitation Crab」という名前で売られていましたからね。当時は本物の蟹身よりもカロリーが低い「ダイエット食品」的位置付けだったけれど、最近では食材としての地位を確立している気がします。日本だと、蟹身の方が効果だから、例えば蟹サラダなんかだとカニカマ版の方が安いけれど、アメリカではカニカマ版の方が割高だったなぁ。 

日本人は蟹も海老も大好物な人が多いけれど、それは海外でも多くの国では同じで、アメリカだと海岸沿いの年に言ったときには何件も蟹のレストランを見つけたし、内陸部の年でも蟹の料理やレストランは多く見られるくらいよく食べられる食材だと思う。ただ、日本ほどでは無いけれど高価な食材であることも同じで、そんなにしょっちゅう食べられる物じゃ無いと思う。日本で言うところのタラバガニは、アメリカでも高級品(アラスカクラブだったかな)で、それに近いカニカマ商品が安く入手出来れば、やはりそちらに手を出すでしょうね。しかも、カニカマの方が健康に良いとなれば迷う理由も無いわけだし。

カニカマが世界的にブームになって、第二第三の「カニカマ」を探す仕事が日本でも色々進んでいるような話を聞いたことがあります。その中で、結構以前に聞いたのは「こんにゃく」が候補に挙がっているとのこと。最大の理由は、日本でもそうですがダイエット効果が身込められること。低カロリーで色々な食材に混ぜやすいのがメリット。日本でも、白滝を細かく刻んでお米代わりに食べたり、こんにゃくで肉みたいな食感を出したり、色々工夫されているけれど、かなり色々な技術も進んでいるので案外大化けするかもしれない。最近ブームの大豆ミートとこんにゃくを組み合わせて、かみ応えのある「人工肉」が出来れば、アメリカでも受けるんじゃ無いかなぁ。あと、菜食主義者も多いから、ベジタリアン・ビーガン向け食品として色々応用が利きそう。カニカマは、残念ながら魚のすり身を使用しているので、そう言う方面には売り出せないんですよね。さてどうだろうか。

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