PCWatch、山田祥平氏のコラムから、先日のKDDIで発生した大規模な通信障害トラブル下でのスマホの可用性について。半分はGoogleの新しいスマホ、Pixel 6aのCMかな(笑)と思うような内容だけれど、記事を読んでみて思うのは、結局情報端末って、スタンドアローン、ネットアクセス、スタンドアローン、ネットアクセス、の繰り返しだなぁと言う事。
初期のホストコンピューターは、紙テープやカードデックをコンピュータールームに持ち込んで処理をしていたけれど、それがTSS(Time Sharing System)で外部から端末でコンピューター資源にアクセスするように。そこから今度は、「ミニコン」と呼ばれる中小型機が使われるようになって、例えば大学なら学内に一台だったホストコンピューターが、処理能力的にはそれよりも低いけれど、学部とか研究室レベルでミニコンを入れて使えるようになる。そこに、ASCII端末を接続してリモートアクセスして使うことがその後始まるわけです。その後は、「パソコン」が登場して、一人でコンピューターを使う時代になったけれど、それがその後Ethernetのネットワークに接続して行くと「クラウド」という世界が始まります。そしてさらに今度は「携帯」から「スマホ」という個人用端末が始まり、そのスマホも今はネットワーク接続が前提となる利用方法が今進んでいるという、似たような歴史が何度も繰り返されている野というのが、私的コンピューター感。
例えばノートブックパソコンの場合、機能的には複数のネットワーク機能を保つことが可能で、例えば最大値を考えてみると、
- Ethernet (Wired Network)
- Wi-Fi (Wireless Network)
- WAN (4G/5G Network)
- Bluetooth
- USB (Peer-to-Peer, Removable Media)
そう言う事を含めて考えると、今のように個々のデバイス単位で通信機能を保つことは利便性の点では良いのだろうけど、通信は通信、データ処理はデータ処理として機能分散をして、通信機能に関しては二重三重のバックアップを保たせるような専用のデバイスを考えた方が良いんじゃ無いだろうか。例えば、腕時計型の通信ユニットがあって、ここには通信3社のネットワークサポートだけでなく、Wi-Fi等の通信機能も全てサポートされている。この通信ユニットと、自分の端末、例えばスマホやパソコンがP2Pで接続して外部アクセスするようにしたらどうかと。物理的に機能分散する事で、例えばその通信ユニットを外出時に忘れたらどうするとか、新たな課題も生まれるわけだけれど、そこは例えばスマホに集約して兼用するとか、まぁ対策は幾つかあるだろうし。何回か繰り返された、スタンドアローからのネットアクセスのサイクルですが、そろそろそのサイクルの最終形みたいなものが生まれてくるんじゃ無いだろうか。と言うか、ネットに常時アクセスしている事が普通で、それが既に「スタンドアローン」の一つの形態みたいな認識に成るんじゃ無いだろうか。
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