もうすっかり生活の一部になってしまったYouTube。アメフトとか猫動画とか料理関係とか、自分の趣味の範疇の動画鑑賞が多いわけですが、それ以外で意外に結構ハマっているのが車の改造・レストアとか修理関係の動画。車の改造・レストアでは、アメリカ出張中によく観ていた「名車再生! クラシックカーディーラーズ」とか「ファスト&ラウド(Fast N' Laud)」のシリーズが好きでよく見ていましたが、最近ハマっているのが国内の修理工場や整備工場などで、持ち込まれた車の故障解析とか修理する時の様子を収めた物。
私自身、「男の子」程度に車は好きだけれど、車第一と言うほどでは無い。何となくSUV系が好きだし、実は運転実績はアメリカ出張中のレンタカー運転歴が、今でも人生の半分以上を占めているので、アメリカ系の少し大きめのがっしりした無骨タイプが好き(馴染みがある)と言うくらいで、特に「〇〇メーカーのこの車種」という拘りなんかも無い。ただ、理系人間だし、仕事では車では無いけれどソフト関係開発をしているので、問題が発生した時に同素の内容を特定して解析して解決策を見つけるかという、一連作業に親近感を覚えるのかもしれない。
最近観て一寸感心したのは、
- 何度修理したり交換しても、ファンベルトのある部分が故障してしまう車が持ち込まれて、修理するとともに原因を特定して根本解決する話
- ファンベルトを回すブリー部分、不自然な錆が発生していて、その錆が周りに飛び散りファンベルトに付着して劣化させていたことは判明
- ボンネットの中なので、防水されているわけでは無いので錆の発生は理解出来るものの、その場所が奥まった部分でそんなに錆が発生する要因が不明
- 回りに水分を発生させるような部分(例えばワイパーの洗浄液とか冷却水とか)が影響している様子も無い
- 原因不明な状態だったんですが、たまたまある雨の日にボンネットを開けていたら、ボンネットとフロントの付け根当たりから水滴が内部に垂れる瞬間に遭遇。その水滴は、プーリーの錆発生している部分にほぼピンポイントで落下しています
- そこで、内部にカメラを仕掛けて外から雨を想定した水をペットボトルでかけると、ボンネットの隙間から水が漏れている事を確認
- さらに、反対側のワイパー根元の水抜き穴から入った水が、本来通る水路から溢れて、それが劣化したスポンジの隙間から漏れて同じ場所に落下している事も確認
- 解決策として、劣化しているスポンジ部分を取り替えて、隙間からの露水を止めるとともに、本来デザインされている上部から下部への水流の導線から溢れないように対策。結果、プーリーへの水滴落下は解消する
子ども頃は、ノコギリやカンナ、あるいは半田ゴテとか持って工作した経験は山ほどあり、今のようなソフトエンジニアだけでなくハードウェアエンジニアとしての経験や素養も多少は持っているつもりなんですが、車のエンジンとかボディとか位まで大きい物は流石に経験が無く、ああいう物をDIYしたり改造したり出来る人は本当に尊敬します。だから、請われた車とかのボディやエンジンその他機材を分解して、補修して塗装して再組み立てするような動画を観ていると、もう感心を通り越して尊敬するほど。自分がもし生まれ変わって、次の人生を送ることが出来るのであれば、今度はああいった自動車整備見たいな仕事も面白そうだなぁと言う気持ちがどんどん強くなる(笑)。まぁ、そこまでは無理としても、動画を観ていてそう言う作業をしている様子を見る度に、根本的なところは同じだなぁと何時も感じます。で、一見複雑そうな問題・トラブルに見えても、実は原因はシンプル・単純であることが多いし、でもシンブルだからこそ巧妙にその状況は見えないように隠れている。そこを見抜くスキルと経験という物の重要性が、どんな仕事でも全てだよなぁと深く納得。「神は細部に宿る」「シンプルイズペスト」という、自分の座右の銘がまさに的中している世界に、毎日視聴しても飽きない日が続いています。G.W.は、ですから一日中動画三昧になりそう。
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