2022年5月2日

最後の省スペース

オーディオ好きで困る事の一つに、映像モニターにしても音響機器にしても、どうしてもサイスが大きくなので置き場所に困ると言う事があると思います。私も、若い頃にハマっていた頃は、6畳のアパートの半分くらいがオーディオ機器やモニター、そしてCD/DVD/LD等で埋まっていました(笑)。

その中で、テレビ(映像機器)は、今では薄型の液晶テレビやプロジェクターに置き換わり、スペースの問題は解決されたと言って良いかも。オーディオに関しても、レコードプレーヤーはほぼ無くなってきたし、最初に薄型化されたCD/DVDプレーヤーも残って入るけれど、今ではシリコンオーディオが主流で、これも省スペースが完了していると言って良いかも。唯一残っているのは、最後に音を鳴らす部分のアンプとスピーカーと言えるかもしれませんね。その最後の牙城の一つ、スピーカーが一気に省スペース化されるかもという記事。 

極々小さなスピーカーを多数並べることで、薄型化だけで無く音響特性の向上にも貢献しているのは凄いと思う。省電力にもなるから、携帯型のスピーカーシステムでサラウンド再生とかも出来そうな気がする。使用電力だから、それこそ携帯型の太陽光発電パネルと組み合わせて使用すれば、わざわざ思いバッテリーを持参する必要もないだろうし。凄いのは、スピーカーとしてだけで無く、マイクとしても利用出来ると言う事で、そうなるとコレ一つでノイズキャンセリングスピーカーとか作れそうな気がする。

昔の「平面スピーカー」は、机とか壁とか何らかの平面部分に丸い振動帯を接触させて、その振動帯の振動を増幅させる役割を与えて音にしていましたが、今回はそれ本体が音を発生させる物なので、全く違う技術と言えます。個人的には、その仕組みは理解するものの、このデザインで大きなサイズの物を作った時に、一番端同士のスピーカーから流れてくる音の遅延というか差はどうするんだろうか。今のスピーカーの様に、アンプから+/- 2本の信号線を接続しただけでは、困りそうな気がする。それこそ薄型だから、デジタル信号を入力として、内部にやはり微少なアンプ(増幅器)を持っていて、一つのエリア毎に分散して信号処理をしてならすような仕組みにしないと、音の遅延が気になりそう。いずれにしても、商品化されたから一度実際に音を聞いてみたいですね。

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