2022年3月11日

ウクライナに平和を

一向に解決策が見つからない、ロシアのウクライナ侵攻。こんな評価もあるみたいですが、それはさらにウクライナが人的物的損失を出さないといけないという事でも有り、心が痛むばかり。 軍事や欧州・ロシア事情の専門家の方も、今回のロシアの進行速度の遅さ、あるいは島嶼計画の失敗とも言える行動には疑問しか浮かばないみたいですが、そうだと言ってウクライナの犠牲が減るわけでもないし正当化されるわけでも無い。その失敗が、ロシアをますます意固地にしているように感じられるのが、とても歯がゆい毎日です。

自国に近い東部や南部はかなり侵攻を許して居るみたいですが、それでもロシアとウクライナの武力の違いを考えると、それでも計画よりも遅延しているように感じられます。さらに、首都を狙う北部戦線に関しては、ほぼ停滞状態が続いていて、どう言う理由からああいう状態になっているのか素人ながらも不思議。回線からすでに二週間が経過しているそうですが、一日100億ドルと言われる戦費も膨らむばかりだし、それに対して経済制裁を受けてロシア国内の経済状態もこれから急激に悪化するだろうし、どう考えてもロシアに対しても良い事は亡い。

YouTubeでよく見るチャンネルの中には、在日のロシア・ウクライナの人のものや、現地に居る日本人やその家族の方のものも少なくないのですが、開戦以降のコンテンツは、正直心が締め付けられて見るに堪えない印象。特にロシア国内から配信していた人達は、暫くは配信を停止する人が殆どで、それは仕方ないでしょうね。本当ならば、良い・悪い別にして国外の情報拡散をして、ロシア国民の人達にも公平な判断をして欲しいけれど、それを個人の行動に強要するわけにもいかないし。ただ、厳しければ厳しいなりに抜け道もあるだろうから、少しずつでも事実に基づいた判断をして、一刻も早くこの紛争が先ずは停止して、更に解決することを祈るばかりです。

今回の戦争に関しては、メディア以上にSNSでの情報拡散が影響を及ぼしていて、両国政府もSNSを活用した欺瞞作戦みたいな事もやっている状態。ロシアはとうとう一般のインターネット通信を遮断したとも言われていますが、軍事通信が途絶しても、スマホの通話は繋がるような環境であれば、それも当然とは思うけれど。今後将来的に通信衛星経由での地球規模の通信や配信がスマホ一つで可能になったら、また異なる様相が生まれてくるんでしょうね。昨日は、産院にロシアのミサイルが撃ち込まれて、子どもや医師に犠牲者が多数出たとのニュースが悲惨でした。段々なりふり構わなくなってきたロシアは、無差別攻撃や寄り破壊力の大きな兵器を投入して、ウクライナの戦意喪失を狙って居るみたいだけれど、逆にウクライナ国民は怒りを大きくしていて、どんどんエスカレートして行っている様子。NATOやアメリカの介入が期待出来ない状態で、何処まで両国のぶつかり合いが続くのか、それはロシアは兵器を消耗し、ウクライナは人命を消耗する戦いになるわけで、残酷な現実としか言えない。何か出来るわけでは無いけれど、何かしたいという気持ちとの空回りがやるせない一日が続きます。一日も早い停戦と平和を祈るばかり。奇しくも今日3月11日は、東日本大震災から11年目の日。一つでも不幸な事は無くなって欲しい。

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