小泉純一郎、菅直人、細川護熙、鳩山由紀夫、村山富市の5人の首相経験者が、欧州連合の欧州委員会に福島の甲状腺癌に関しての書簡を送った件、政府や地元さらには当時の責任者の一人でもあった細野豪志議員からも反論と批判が次々と出ています。 現役の首相時代だけでなく、引退後もこうやって国民を苦しめるのは本当に止めて欲しい。
菅、鳩山の二人は現役時代も論外だったし、細川氏も自らの疑惑隠しであっと言う間に引退してその後有耶無耶だし、村山氏は戦後の直後以来久しぶりに社民党(社会党)が政権を担ったのに、結局は自公の傀儡みたいな感じで終わってその後の凋落を加速させた。小泉氏に関しては、自分は首相当時に改革路線とか、自民党の中で異様を放った存在感を結構買っていたんですが、引退後はその反動なのか現役時代「変人」と呼ばれていた渾名が、引退後はそのままの意味になってしまったし。
彼らが、自分達の考えで例えば反原発、再生可能エネルギー拡大を言う事は全く問題無いけれど、そこに風評と言うよりも悪意しかないような福島の甲状腺癌の話を持ち出してくるのは、無責任を通り越している気がする。国際的な専門機関が検証して、福島第一原発の事故との関連性は既に否定されているのに、無責任なメディアや自称専門家が報じた誤報を、そのまま事実としていつまでも言い続ける。回りにイエスマンしか居ないのか、あるいは誰も居ないからなのか、だから彼らの考えも一向に更新されない。思い込みだけで行動するのは、村山氏以外の4氏は現役時代にも多く感じられたことだけれど、加齢とともにますます酷くなっている気がする。
細野氏が指摘しているように、菅直人氏は総理大臣として東日本大震災の時の責任者であったわけだし、その直後の福島第一原発事故の責任者でもあるわけです。東京電力は、当事者として未だにさまざまな対策や保証を続けているわけだけれど、それと同じ位の責任が彼にはあると思っていて、それなのに殆ど他人事のような発言や行動ばかり目に入る。当時の自分の判断、行動に誤りは無かったと言うのは自由だと思うけれど、それとは別に事実は事実として客観的に見ての批判に対してちゃんと説明できていないのは、やはり自分の考えが違っていると考え直す事も必要なのでは。まぁ、当時そんなことが出来なかったから、今の状態になっているんだろうから期待するだけ無駄なんだろうけど。先ずは書証経験者だろうと何だろうと、間違いは間違いと環境大臣だけでなくもっと強い否定をしないと、結局この人達の発言だけがまた再利用されて風評被害が拡大して行く気がする。
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