2022年1月14日

センスが無い国民民主党

失礼を承知で言ってしまうけれど、この記事を読んで最初に感じたのが「センスが無いなぁ...」という事。 まぁ、立憲民主党と共産党との共闘よりはマシだと思うけれど、でもそれってビリよりはブービーの方がマシみたいな比較の話だと思うし。政党としては、結構まともな発信をしていて、個人的には立憲民主党よりもまともな政党だと評価しているんですが、時々変なところで「がくっ!」と膝かっくんされたようなガッカリを感じさせてくれるんですよねぇ。

もうすっかり忘れていて記事を読んで思いだしたけれど、元々は小池百合子東京都知事が作った、希望の党へ合流する予定が、小池氏の「排除」発言で反発して、今の立憲民主党が出来て、玉木氏は残り、さらに紆余曲折があって今の国民民主党に繋がるのだけれど、まぁ改めてこれまでの経緯を見てみると、「よくやるよなぁ」と呆れてしまう(マテ)。考えてみたら、今の国民民主党だって、以前の国民民主党と以前の立憲民主党との合流騒動から弾き出された(飛び出た?)人たちが作った政党ですからね。試行錯誤しながら、より望ましい政党尽くをするのは自由だと思うけれど、でも国民のためというよりは自分達の党利党略優先みたいな感じが上回る気がする。

確かに、都知事就任以来しばらくの間は、小池氏の人気も高く「次の総理候補」とまで言われたけれど、結局色々言う割には全く実績が残らないというか、「言うだけ知事」みたいな見方が完全に定着した気がします。確かに、今でもそれなりに人気はあるんだろうけど、都議会議員選挙で後退したように、また先の衆議院選挙では「ファーストの会」から国政進出を言いながら、結局準備不足で断念したように、やっぱりこの人だけで無く周りの人も含めて「言うだけ番長」が多い気がする。しかも、次の参議院選挙では、都内選挙区では重複する部分が多く、でも国民民主党が譲歩すれば、選挙区ではファーストの会、比例では国民民主党という棲み分けが可能みたいな説明を読むと、結局は国民のためでは無く自党のための選挙なんだなとしらけた気分に。まぁ、自分は東京都の住民では無いので外野がとやかく五月蠅く騒ぐ理由は無いけれど、でもそこで選ばれた人達が国会議員として国政に参加してくることを考えると、やはり多少なりとも言いたくなるなぁ。

今の与党政治が良いなんて思わないし、不満も大きいけれど、それがよく見えるくらい野党側が酷い状態が続いているから、旧民主党政権の失敗以来再び政権交代しようと言う機運も盛り上がらないのだと思う。その負の遺産であった、立憲民主党の代表交代がやっと昨年生まれたけれど、交代した和泉代表にしても西村幹事長にしても、今の所全く良いところ無く、埋没するどころか前幹部達以上のマイナスオーラを感じてしまう。それを人材不足と片付けてしまうのは簡単だけれど、結局党内にいても問題意識を持たずに、そのまま流されて政治家として生活しているから、いざ自分達が責任のある立場になっても前例を踏襲する事だけしか出来ないんだろうなぁ。ある意味「応用力」というか「瞬発力」みたいなものが感じられない。そう言う意味では、同じ政党でも自民党の中の方が、派閥が言ってみれば小さなライバル政党みたいな物で、その中で揉まれているからまだ使える人材が生まれてくる気がする。個人的には、国民民主党としては、日本維新の会あたりと統一会派を組んで、是々非々で対応して存在感を増すことが最優先事項だと思うけどなぁ。小池人気もまだあるだろうからファーストの会も何人か所属議員を生むかもしれないけれど、とても存在感を示せるものでは無いと思う。何かそのあたり、玉木代表のリーダーとしてのセンスを疑ってしまうなぁ。まぁ、大きなお世話でしょうけど。

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