ネットで公開された、ホッコリするご夫婦の話を、何故か一斉に男尊女卑だとか、女性として情けないみたいな理不尽な攻撃にされされる展開になった話。こちらの「10110000110110001010000000001010001001110001110001」氏の記事に経緯がまとめられているのでその内容は割愛するとして、それがネットの良くも悪くも現実とは思うけれど、何とも世知辛い話。で、「何かこんな状況、何処かで聞いた記憶があるなぁ」とふと感じました。
そこで思いだしたのが、イソップ寓話の「北風と太陽」の話。その物語の成り立ち・背景や、内容解釈には諸説あるみたいですが、自分的には
人に何か強いるとき、あるいは何か要求する婆には、力尽くで相手に要求するのでは相手が従う場合もあるが必ず何か問題が残る。それよりも、相手がそう言う事を「したくなる」ような環境・条件を設定することで、多くの問題を回避して目標達成出来る
というような解釈をしています。今回の場合、難癖を付けて攻撃したり批判したりしている「北風側」の人たちですが、結局はご夫婦の丁寧な対応なり、これまでの実績で堅く防御されて目的である「コートを吹き飛ばす」事は出来ない。と言うか、彼らの言い分を見聞きしていると、実は彼らはコートを脱がせることが目的では無く、そのコートを着ている人ごと吹き飛ばして、無かったことにしたいんじゃ無いのかと感じるんですよね。
色々な問題があるのが社会な訳で、その中には昔ならいざ知らず現代では正すべき事柄も多いことは事実。そういう部分を指摘して、納得出来る解決策を示して、それを実行して「今必要な状況」に道案内していくのが、「〇〇リスト」例えば「フェミニスト」だったり「リベラリスト」と呼ばれるような人たちだと思っていました。でも、何が何処でどう間違ったのか、現実はそうじゃ無い。「フェミニスト」を自称し、回りからもその権威と言われる人が、「男性は不要」みたいな発言をしていたり、背景とか前後の関係無視して、有る一瞬の行為だけを切り出して自分の都合の良いように解釈して批判するような、「底の浅い行動」ばかり目立ってきています。例を挙げると切りが無いのだけれど、兎に角自分の考える「ベストな状態」以外は認めないという「〇〇ニスト」「〇〇リスト」の権威が多すぎるし、そう言う人ばかりが目立つから、本当に真面目に考えている人たちの形見が狭くなるばかり。まさに「悪貨が良貨を駆逐する」という事が、そういう所でも発生している事を実感します。
アメリカとか欧州等では、過去の歴史すら「無かったこと」にする事で、今は「平等・公平・中立」である事にしようとしているのだけれど、過去の歴史があるから何が悪くて何が必要なのか分かるんじゃ無いだろうか。「1+1=2」という事を理解するのに、数字だとか演算子というものを理解せずに「1+1=2」という文字列を記憶する事に似ている気がする。だから、「1+1=2」以外の例えば「1+2=3」という応用も許さない社会が、多分彼らが理想とする社会なんだろうけど、それって言いたいことも言えない、独裁政治みたいな社会で、実は彼ら自身が表向き一番批判している社会のはずなんですけどね。ネットという限定された世界の中では、彼らの行動なり意見に賛成する人も見えるんですが、それってネット人口のほんの一握り。実社会になれば、ますます異端的な存在になるのに、そのネットでの反応に酔いしれている。「北風と太陽」の寓話は、そこまでならいろいろと学びも多い教訓なんだけれど、そこに「〇〇ニスト」「〇〇リスト」の「〇〇スト」が加わると、全てがリセットされる教訓になるということを再認識したスレッドでした。このご夫婦、是非これからも「ホッコリする話題」を書き込んで、世の「〇〇スト」のダークサイドを広めて欲しい(マテ)。
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