2022年1月8日

たかがテレビのバラエティー

お正月に放送された、TBS系列の「ジョブチューン」での、コンビニ×有名シェフ対決みたいな番組で、ファミマのツナマヨおむすびの試食すら拒否して物議を醸している、イタリアンシェフの小林幸司氏の騒動。何時もは、この番組は見ていないのですが、たまたまお正月はこの番組にチャンネルを合わせていて、騒動となった試食場面もリアルタイムで観ていました。

 状況は記事にも書かれているような感じで、小林シェフはツナマヨのお握りを一目見るなりテーブルのお皿に戻そうとして、そこにMCが「食べないんですか」みたいなコメントを振ると「いいです」と言って、それが何回か有って最後は渋々一口囓って終わり、だったと思います。何が気に入らなかったのか分からないので、そこはもう一言説明があっても良かったんじゃ無いかと思う。例えば、お握りの形状自体が気に入らなかったのなら、多分ツナマヨ以外の具でも同じような事をしたのかどうかとか、開けたときの匂いというか食べる以前の何か理由があったのかとか、そこは説明があっても良かった気がします。でも、この小林シェフは何年か前には日テレ系の「得する人、損する人」に出演していて、ちょっと強面のシェフみたいな感じで色々料理の工夫を紹介するコーナーに出ていた人。何となく、その当時と変わらない感じな訳で、あの行為が演出かどうかまでは分からないけれど、まぁ以前観ていた印象では、ああいうことを言っても違和感は無い人で有るという印象はあります。

まぁ、番組演出としても、一般向けに販売指定コンビニ食を、有名シェフが評価して批評するというのが、確かにインパクトはあるけれど、それって編者無いのという印象は否めない。だって、そう言う有名シェフ相手に出している商品じゃ無いんですからね。一般の人向けに、日々何万個という個数を売りさばくための商品なわけだから、そりゃぁ彼らシェフの出す料理とは異なるし、対象も違う。例えばコメントの中で「〇〇の香りが足りない」みたいな物があった時、それは彼らの出す料理では重要かもしれないけれど、一日に何万個と販売する場合には、より多くの購買層に受け入れられる香りにしないと駄目なわけで、その為には抑え気味にする場合もあるだろうし。どうせなら、コンビニ各社と彼ら有名シェフが、それぞれ自社・自分の製品・料理でコースみたいな物を組み、それを覆面で一般視聴者に食べて貰って、どれが美味しいか試してみたらどうだろうか。勿論、コンビニ側はそのまま出すと入れ物で分かっちゃうので、盛り付けは別にお皿などにだして、食べ物部分だけで勝負するもの。一度そういう覆面コンテンスをやってくれないだろうか(笑)。

まぁ、コンビニ各社がお惣菜や中食製品の開発に鎬を削っていることや、それなりに品質や味も向上していることは確か。でも、今回話題になったツナマヨお握りって、実は私は余り好きじゃ無くて、その理由は、

  • お握りは、一般的には冷めた状態で食べる事が多い物だと思うけれど、その冷めた状態でツナマヨってそんなに美味しい具材だとは私は感じない
  • さらに、コンビニ各社のツナマヨって、特に最近はマヨネーズの量がツナに対して増えている感じがあって、正直「ツナマヨ」と言うよりは「マヨツナ」みたいな状態で、個人的には余り好きじゃ無い。もう少しマヨネーズの量を減らして、ツナの味が分かる位にバランス調整して欲しい
の2点かなぁ。特に具の味だけで無く、最近は具の多さを強調したお握りも多いけれど、あれも個人的には余り好きじゃ無くて、もう少し一口食べたときのお米と具のバランスを考えて欲しいところ。そう言う意味では、最近はマヨネーズ多めに感じる「ツナマヨお握り」は、自分でも「不合格」を出すかもしれない(笑)。まぁ、コンビニ側の我が儘とまで言うとちょっと大げさだけれど、やはり彼らも自分達が造っているからか一寸バイアスが掛かっていることも有るんじゃ無いだろうか。お握り以外にも、お弁当とかお惣菜とかで「なんでこんな物が人気商品として売り出されているんだろうか』と個人的に疑問符が「????????」となるものにも時には当たりますし。まぁ、最近ではいろいろな会社の裏側潜入みたいな企画の番組が増えているけれど、正直あれってその会社のCMというか、テレビ番組に自社製品を映し出すCMの拡大版だと思っているので、そんなに真剣に見る物じゃ無いと思う。特に食べ物に関して言えば、それが何であれ自分が食べて「美味しい」と思うものが美味しいのであって、それだけが事実な訳だから。

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