2022年1月7日

第六波到来

昨年末から、日々倍々ゲームの様相で感染拡大している新型コロナウイルス 。昨日当たりの全国の新規陽性者の様子を見ると、これまでは半分以上の都道府県で「0人」が表示されていたのに、とうとう全部の都道府県で陽性者が発生する事態まで戻ってしまいました。ただ、同様に年末年始のお休み期間で感染が急拡大した1年前の年末年始と比べると、まだ当時の数分の1位の程度で、また上昇者数や死者数なども同様に前回よりも低い値に止まっていて、これは主流となりつつあるオミクロン株の特性もあるんだろうけど、やはり国民の8割位が2回接種済みという状況が大きいんじゃ無いだろうか。

日本だけで無く、世界的に見てもオミクロン株はその前のデルタ株と比べて感染力は強いけれど、重症化する割合は低くなって居ることはデータ的にも事実らしい。その理由は、デルタ株が肺の中まで進入して肺炎を誘発するのに対して、オミクロン株はその手前気管支とか喉のあたりで発症するので、肺炎への影響は低くなっているという事があるらしい。その分感染を移しやすいとも言えるのだけれど、デルタ株の時とは異なる対応が可能になるかもしれませんね。例えば、陽性者全員を入院させた前回とは異なり、その状況に応じて自宅待機やホテルなどでの経過観察へ陽性者を確保することが出来れば、その分前回は危機的状況となった医療機関のリソースも有効に活用する事が出来るだろうし、より効率的な運用が可能になると思います。

一方で、重症化率が低いから現在の「2類」扱いから、インフルエンザ並みの「5類」にして、経済活動を再開・元に戻すべきと言う意見も段々と大きくなってきています。以前から同様の主張をしていた人たちも、オミクロン株は重症化しにくい、という理由からさらに強く要求しているように見えますが、個人的にはまだまだそのレベルにまで落ち着いたとは言いがたいと思うし、今は過剰防御と言われても身長に感染拡大対策をして、3回目のワクチン接種もどんどん前倒しをして進めるべきだと思うなぁ。それによって、オミクロン株から更に変異するいとまも与えずに、さらに感染縮小傾向に追い込むことで、やっと「インフルエンザ並み」というレベルになってくると思います。

政権交代とともに、ワクチン担当大臣が河野氏から堀内詔子大臣に代わり、それまでの良くも悪くもパワフルに運用されていた河野スタイルから、今何をやっているのかよく分からない・見えない堀内スタイルになり、戸惑いも大きくなっているみたい。私も、言うだけで何もしない大臣では困るけれど、多くの国民が気にしている情報菜だけに、もっと発信力を発揮して欲しいとは思いますね。例えば3回目のブースタ接種の状況とか、政府の対応の日々のアップデートとか、河野大臣波は無理としても、もう少し積極的に発信して欲しいと感じる所。派閥論理での抜擢という話も有るみたいだけれど、それは言い訳にはならないし国民の健康や命に直結する立場な訳ですから。1年前の状況では、来週くらいから徐々に新規陽性者数が減り始めて、月末から2月に入ってからかなり落ち着いた状態になりました。その後、3月位からまた感染拡大が始まり、夏にかけて第四波となったわけですが、今回のピークを低く抑えることが出来れば、次の波のピークを昨年よりも低く抑えることが出来、それがさらにその後のピークを抑えて、やっと新型コロナウイルスが「インフルエンザ化」したと言えるわけで、ここ数日が勝負なのかなぁと個人的には感じています。3回目のブースターショットは、順番待ちなわけですが、それ以下の個人で出来る「マスク、手洗い、三密回避」をちゃんと実行するだけでも効果はあるはず。それがちゃんと出来る事が、日本の強みなんじゃ無いだろうか。

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