2022年1月4日

ダン・リーブス逝く

またも名称の訃報が。自分的にはデンバー・ブロンコスHCの印象が強いダン・リーブス氏が、 1月1日にアトランタの自宅で死去したというニュース。仕方の無いこととは言え、年末のジョン・マデン氏に続き著名HCの死去は居たたまれない気持ちになるもの。

ダン・リーブスHCというと、どうしてもデンバー・ブロンコスの名QB、ジョン・エルウェーとのコンビが私は一番記憶に残っています。ブロンコスの黄金期の一つと言っても良い時代、何度もSuper Bowlに出場して、でも勝てなかったんですよねぇ。そうそう、記事にもあるようにブロンコス以後、ニューヨーク・ジャイアンツ、アトランタ・ファルコンズのHCを務めましたが、ファルコンズ時代にはSuper Bowlに出場して、古巣のブロンコスと対戦し敗れているんですよねぇ。それも運命の皮肉なのかも。

日本でも、例えば野村克也氏とか選手以上に有名かつ人気者の監督もいるけれど、NFLの場合はそれの何倍もの人気と地位が有る存在ですからね。一方で、成績が悪ければ1シーズン所かシーズン途中でも解任されることもあり、厳しい職業の一つ。面白いのは、選手経験者が多いけれど選手時代に必ずしも活躍した人が名コーチ、名HCになるわけじゃ無いこと。コーチ育成コースみたいな物があって、コーチはコーチとして専門職みたいなスキルコースがあるから何だろうけど、ああ言う物が日本でも根付くと良いなと思います。

フットボールコーチの場合、HCというある意味頂点を経験した人でも、他チームのオフェンスコーチとかディフェンスコーチとか、下のポジションに移って次の舞台を目指すこともあるし、面白いのはNFLのコーチが大学のHCになったり、逆に大学のHCがNFLのHCになったりというが普通に行われている。日本でも、多文例が無い訳じゃ無いと思うけれど、ああいう交流って言う物が大学とプロスポーツの交流を促して、技術的にもレベル的にも双方に良い刺激になっていると何時も感じます。日本でも、Xリーグのコーチが大学に行ったり、大学のコーチがXリーグのコーチになったりすることもあるけれど、あれってそれ以外のパスが無いからと言う事情もあるからアメリカとはかなり背景が違うと思う。それでも、全く交流が無いよりも良いと思うけれど、もっと大学・Xリーグの人的・情報的交流があると、日本のフットボールももう一つレベルアップ出来るんじゃ無いだろうか。

R.I.P.

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