今日は世間的には「クリスマスイブ」というものらしく、コロナ禍の中ながら世の中は少し浮かれ気分の様子(マテ)。海外とのやり取りが仕事の殆どを占めているので、今週に入ってからは、段々とメールの入ってくるメールの数が減りだし、しかもレスポンスも遅くなり中には「もう休みに入ってるからね」とリプライしか帰らない例も。まぁ、かくいう私も有休消化もあり、年内は今日が仕事納めで、来週は休みなんですが。
12月25日は「クリスマス」で、日本ではその前日「クリスマスイブ」が、一年で一番ラブラブな日らしい(古い言い方...)。だから、今週くらいは「Merry Christmas」とか「Happy Christmas Holiday」みたいな言葉が飛び交うわけですが、これもある意味日本的。少なくともアメリカでこの時期過ごしていると、"Happy Holiday Season"とか"Happy Winter Holiday"という言い方はよく聞くけれど、"Merry Christmas"は聞かないのは、他の宗教に配慮してと聞いたのは最初に出張した頃。まぁ、キリスト教が中心とは言え、それ以外の宗教を信じる人も多くいる社会ですからね。普通の人が言うならまだしも、公人の人がそう言う事を言えないのは、日本でも同じ「政教分離」だからと思います。
そう考えると、日本では季節の挨拶程度の気軽さで「メリークリスマス」とか「ハッピークリスマスイブ」みたいな事を言えるのは、宗教的な意図でクリスマスを認識しているのではなく、イベントとして認識されているからなんでしょうね。ハロウィンなんかも同様だと思うけれど、ベースとなる歴史的背景とか文化的背景が無いから、どうしても表面的な部分でのみ理解しようとするわけで、となると日本人の性格としてはそのイベント的な部分に一番飛びつきやすいんじゃないかと。それも一つの文化なのかもしれないけれど、元祖というか元々の人たちから見たらやはり奇異に感じるだろうし、場合によっては不愉快に感じる事もあるかもしれませんね。ただ、最近の様子を見ていると、例えばアメリカなんかだと日本同様イベント性が増してきている気がするけれど。それこそ、日本のようにお正月を大きく祝うことが無いから、その分がこの時期に集約されている気がする。
2020年のお正月は、その直前に発覚した新型コロナウイルスの情報がまだ不確かで、しかもまだその重大性が不明な時だったから、「今年はちょっと変わったインフルエンザが流行るかな」くらいの気持ちでお正月を迎えた人も多かったんじゃ無いだろうか。私も、この時は3月に当時インターン留学していた姪っ子に会いに、LAXへ行く気満々でしたからね。それがどんどん状況は悪くなり、2021年1月は年末からのピークがどんどん拡大していて、帰省中止の要請まで出たくらいでしたからね。今年は、一時かなり低下した新規陽性者数は、再び少し上昇傾向を見せ始めているけれど、まだ昨年のように爆発的という状態では無い。でも、オミクロン株の市中感染がみつかつたりして、この年末・年始はかなり注意が必要と思われます。一方で世間的には、今年は年末年始の帰省を希望する人も多いみたいで、これが昨年のような痴呆への感染拡大に繋がらなければ良いのですが。それでも、昨年と異なるのは国民の殆どの人がワクチン接種済みなので、感染抑制効果も昨年よりはあるだろうし、仮に感染しても重篤化するリスクも大きく減っているだろうし。 それでも、クリスマスにしても、お正月にしても、本来の目的であるように今年は静かに家族で過ごすのが一番かもしれない。
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