今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」は、MLBで活躍する大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞を受賞。毎年その選択された語句や理由には疑問符がつくことが多いけれど、流石に今年は大谷選手の活躍を超える言葉は中々見つからなかったらしく、まぁ妥当な線だなと思う結果。
ただ、トップ10の中には、「あぁ、やっぱりね」と感じられる意図的な物も例年通り含まれていて、「なんで、これが流行語大賞なんだよ」と毎回感じるんですが、よくよくタイトルを見たら「新語・流行語大賞」なんですよね。多分「新語」のカテゴリーで入れているのかなと思うんですが、そう考えても不思議な言葉も。その一つが「ジェンダー平等」。
日本語の良いところでもあるんだけれど、英語(外国語)と日本語の変な組合せって、それを許す日本語の振れ幅の大きさとともに、やっぱり違和感を感じ「語感」じゃないかと。漢字の熟語とかでも「重箱読み」みたいな時に、ちょっと違和感を感じる場合がありますが、それ以上に違和感を感じるなぁ。「ジェンダー平等」じゃ無くて「男女平等」でいいと思うし、「男女」が問題ならば「性平等」でも良いんじゃ無いかと。そう言う意味では大谷選手の「リアル二刀流」だって「真二刀流」とか「実二刀流」で良いと思うけれど、今の時代「カタカナ」が入ると、何となくそれっぽくと言うか現代時というか、かっこいい感じに見える・聞こえるからなんでしょうね。所で、その受賞説明の中で、単に女性の割合を増やすだけはジェンダー平等では無いと、結構真実を書いていて、単に女性を増やそうとしている某野党の新体制は大丈夫だろうか。また私はメディアの意図的なねじ曲げだと思うけれど、森喜朗前会長の発言だって「その言葉」以外の部分を含めて見れば、ちゃんと女性の活躍を言う内容になっている。結局、そう言う枝葉末節しか見ないところが、こう言う「平等・公平」みたいな話全般にある問題点だと思う。
もう一つの「ぼったくり男爵」にしても、東京オリ・パラ開催前のバッハ会長を揶揄した言葉なんだけれど、これって単に一個人を嘲笑した言葉で、わざわざ取り上げるようなものじゃ無いんじゃ無いだろうか。そう言う行為が、社会的に広がったとかブームになって社会問題化した、あるいは何か笑いのネタとして日本中で流行ったとか言うなら分かるけれど、単に海外メディアが揶揄した言葉を日本語にして、それが同業者から取り上げられたからの気がする。勿論、バッハ会長の行動には疑問符がつくことも多かったけれど、だからと言って子どものケンカじゃ無いのだから、悪意のある渾名を付けて喜んでいることがまともな行動、特に報道だとは思えない。それならば、再び感染拡大しつつある北京冬季オリ・パラに関しては、しかも国際線での入国を禁止するロックアウトに近い対応をしている現在、それに対して危機感を言うことがないのは不思議。まぁ、所詮その程度の「新語・流行語大賞」なので別にとやかく目くじら立てる必要は無いのだけれど。
そうそう、今回「Z世代」という言葉もトップテン入りしたんですが、"Z"まで行ってしまうとその次の世代はどうするんだろうか。私の推測としては「ゼロ世代」とか「アルファ世代」とか、一度初期化してまた最初から始めるに「100カノッサ」(笑)。
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