2021年12月1日

泉・立憲民主党

注目されていた(?)立憲民主党の新代表に、決戦投票の末泉健太政調会長が当選。「泉・立憲民主党」がスタートする事に。自身は前回の代表選挙にも出馬していて、2回目の出馬で代表の座を射止めたことになるのかな。 まぁ、何処かの野党と違って、曲がりなりにも所属議員や党員も含めて全国的な選挙戦を行って、投票で新代表を選出するというのは「真っ当な政党」と言っていい気もするけれど(マテ)。

今回の新代表就任とも無い、泉新代表は今回の代表選に出日した他の三人を重要役職に付けるとともに、半数を女性議員にすると言うことを言っているみたい。まぁ、立候補者を重用するのは、後から対立するようなことがないようにと言うこともあるんだろうけど、それって彼らが日頃批判して居る自民党の「派閥重用」みたいな事と違わない気もするんだけれど。実力がある人ならば、立候補する・しないに関わらず活用すれば予定と思うし、誰とは言わないが(笑)、知名度だけで選挙に出たような人はある意味現実を理解して貰う方が後々のためじゃないだろうか。

もう一つ気になるのは「女性を半数登用」という話。「男女同権」という事には、何ら疑問もないし反論も無いけれど、女性国会議員の数って正直そんなに多くないでしょう。調べてみたら、衆議院では立憲民主党所属議員(無所属含む)97名のうち13人(13%)が女性議員で、自民党の20人(262人中、約8%)よりは割合的には高く、参議院になると自民党126人中19人(15%)に対して、立憲民主党は24人中6人(25%)と割合では自民党をどちらも上回る結果に。ただし、実際の議員数では39人vs19人と倍近い差。まぁ、党内の役員の半数を女性にする前に、まずは女性議員を増やすべきで、その為には選挙で擁立する候補者の発掘を先ずするべきだよなぁ。これは、立憲民主党だけじゃ無くて、全ての政党に言える話なんだけれど、そう言う本質的な部分を言わずに単に見えるところだけで帳尻を合わせるのは、正直男女同権というお題目を唱えているだけの中身の無い話だと思う。

そんな中で、「白饅頭」こと御田寺圭氏のコラムが中々的を射ている気がするんですよね。ネットの世界は、玉石混交いろんな意見というか、意見とは言えないようなものから珠玉の名言まで、色々な発言が入り交じっているんですが、一方で見聞きする部分を簡単に制約したり選択出来るから、知らないうちに耳障りの良い言葉しか入らなくなることも。「政党」という組織を考えると、本来は耳に痛い意見こそ真摯に聞いて対応しなきゃいけないのに、この人達は都合の良い意見にどんどん傾いていく。確かに、与党よりは野党の方がSNSを活用しているとか言うのだけれど「活用」というよりは「悪用」と言った方が合っている気がする時も。政党として、あるいは野党としてある意味与党よりはバラ色の政策なり提言をしないといけない立場も理解出来るんですが、それ故に今回の女性登用のように、理想は分かるけれど先ずは現実を何とかしろよと言いたくなるんですよね。今月には臨時国会が始まる予定ですが、さてどう言うスタイルを見せてくれるのだろうか。

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