2021年10月30日

NISAに課税

既に発言した江田憲司代表代行本人や立憲民主党の枝野代表らが訂正しているけれど、BSフジの番組の中で発言された「NISAにも課税」問題。 

枝野氏は「制作集2021」の中でNISAやつみたてNISA等の拡充をすると言っていると言うけれど、それならそれで政党幹部が自党の政策集の内容すらちゃんと理解していなかったことになるわけで、それはそれで問題なのでは。

スタートした時から少しずつ拡大されているNISAやつみたてNISAで、私も利用してい金融サービスの中でNISAを適用しています。個人的には、もっと枠を広げて欲しいけれど、例えば年収額に応じてNISAの枠を決めるとか言うならまだしも、高所得者に対しての増税を言った直後に「NISAも?」「そうです」と言っていたんじゃ、NISAも対象と言っている事に間違いない。

たまたま江田氏が勘違いしただけ、という話も有るけれど、でも一応経済担当なんでしょ? NISAだって、最近始まった仕組みでも無いし、あれだけ「貧困層対策を」と言っている訳にはお粗末な認識程度と言わざるを得ない。例えばNISAの枠は広げる(最大1000万迄とか)けれど、年収に応じて、例えば1億以上なら100万迄は無税で、その後+100万円毎に+1%ずつ増加しつつ課税するけれど、年収1000万円以下なら500万円まで無税で後は+1%課税、年収500万円以下なら全額無税でそこで得た利子も1000万円超えても無税、とか。これなら、「富裕層から徴収した税制を、低所得層に還元する」という言い方も出来るんじゃないの。勿論、そうなれば単にNISAだけの話ではなく、全体の税収とか課税負担などの度合いも見ないといけないので、制度設計としては入念に検証しないといけないけれど、大体のイメージとしてはありだと思う。少なくとも、公平な分配とか言っているのであれば、そう言う事を直ぐに引き出せるネタの引き出しくらいはちゃんと用意しいるべぎたと思いますね。それが無いと言うのは、つまり真剣に考えていないということ。旧民主党時代の「ガソリン税撤廃」も、結局はトリガー条件みたいなものを作ってなし崩しに、さらに東日本大震災の復興税のためにそれも停止しているわけで、少なくとも税制に関してこの人達の言う事は信用できないし。

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