2021年9月5日

国枝金

多分パラアスリートとして、日本のみならず世界的に有名な選手の一人である、車いすテニスの国枝慎吾選手が金メダル獲得。北京(2008年)、ロンドン(2012年)と既に金メダルを獲得していだれど、前回のリオデジャネイロ(2016年)では怪我の治療もあってベスト8で終了。 そして、1年延びた東京パラリンピックでの復活の金メダルという、ストーリーも凄いけれど、ここまでの実績も改めて観ると凄い。

車いすテニスの場合、ツーバウンドまで認められているので、一般のテニスの打ち合いと比較すると多少間延びした感じに映る場合も有るんですが、国枝選手や世界のトッププレーヤーの試合を見ると、ワンバンドで返していたり、そのスピードも遜色ない感じ。さらに驚くのは車いすの操作(チェアワーク)で、多分一般的には利き腕でラケットを握り、反対側の手で車いすを操作するんだろうけど、その腕力はどちらも相当な物。時にはラケットを握った手も使いながらスピンしたりラッシュしたりするけれど、あの動きは一寸信じられない。車いすラグビーとかパスケットもそうでしたが、有る程度競技向けに改良改造しているとは思うけれど、何かモーターとかAIが入っているんじゃ無いかと思うような動きで、そこまで場合によっては片手で操作するだけでも凄いと感じますよね。

昨日は車いすテニスの国枝選手だけでなく、バドミントン女子の里美紗理奈選手も金メダルを獲得。こちらも、車いすのクラスでしたが、テニスと同じようにネットを境にコートを動き回る競技で、テニスよりもコートサイズが狭い分、機敏な動きが要求されるから、こちらは腕力だけで無く細かなチェアワークをする機敏さがより要求されるんでしょうね。しかも、凄いスピードで飛んでくるシャトルにも対応しないといけないし。車いすでは無い通常のテニスにしてもバドミントンにしても、自分は多分ボールやシャトルに絣もしないだろうから、それだけでも上手い人は尊敬するんですが、さらに車いすに乗って操作しながらと言うレベルになると、もう異次元の競技ですよね。

東京パラリンピックも、今日が閉会式で会期終了。今日も、陸上競技やバドミントン等の競技と閉会式が開催されて、一年延期された東京パラリンピックも終了。無観客試合が殆どだったり、選手や関係者が選手村に缶詰状態になったりと、競技以外の部分でのふれ合いだとか文化交流といった物がかなり少なかったことが残念ですが、このコロナ禍の状況の中、よく開催して大きなトラブルも無く完了するまでこぎ着けたと思います。関係者や多くの人の努力の結果だと思うし、その中には完全では無いけれど新型コロナウイルス感染拡大を抑えるために、三密回避やマスク・手洗いなどの基本対策を励行していた多くの国民の成果でもあると思いますね。やっぱり、パリ(2024年)、ロンドン(2028年)の次、2032年のオリ・パラを、もう一度東京でフルスペックで開催出来ないものだろうか。個人的には切望したいなぁ... あと一日、全ての選手がベストの記録・結果を残して終われるように祈りたいです。

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